3月8日、キッザニアにおいて、栄光キャリアルートが実施したWorld Tripの様子をお伝えします。
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英語ネイティブ講師と一緒に過ごし、活動を通して、いつの間にか自然に『英語でコミュニケーション』ができることを目標とします。
楽しみながら、さまざまな場面の身近な英語表現に触れることで、実際に使える英語を身につける体験型プログラムです。
今回のプログラムは、いろいろな職業体験ができる子どもが主人公の街『キッザニア』を舞台に、英語が堪能な専属スタッフ「ナビゲーター」と一緒に英語で職業体験にチャレンジします。
勉強の一環として英語を学ぶのではなく、職業体験を通じて子どもたちが楽しみながら英語に触れ、自然と実用的な英語を身につけることができる機会となっています。
入場後に各グループに分かれて、それぞれの専属「ナビゲーター」が自己紹介などを行います。 今日体験する5つ(※)のお仕事体験の全てを英語で指導してくれる「ナビゲーター」から専用のバックが配布され、行う体験の種類や順番などの説明がありました。
※下記の中の5つのお仕事を体験
おもちゃ工場・消防署・ぽん酢工房・飛行機(パイロット)・冷凍食品開発センター、ハンバーガーショップ・ベーカリー・ソーセージ工房・警備センター・宅配センター・街時計
ここでのお仕事は、使用済となったカプセルトイのカプセルをリサイクルした材料を使って、キッザニア限定カラーの『パックマン』のカプセルトイを組み立てます。
環境に配慮した商品づくりを学べるSDGsな取り組みに触れることができます。
子どもたちは赤いジャケットと黒い帽子のコスチュームに着替えて始まりました。
ナビゲーターから原料となる空のカプセルを見せてもらいながら、リサイクルの仕組みの説明を聞きます。どうやって空のカプセルがおもちゃになるのか子どもたちも興味津々です。
説明の後は空のカプセルがたくさん入った背の高い筒のような機械の前に集合しました。
ナビゲーターから「There are many empty capsules here.(ここには空のカプセルがたくさん入っています。)」と説明があり、子どもたちは高くそびえる空のカプセルの入った筒状の機械を下から眺めています。
さらに「When you turn the handle, an empty capsule comes out. Inside the machine, it changes into small pieces called pellets.(ハンドルを回すと空のカプセルが落ちて機械に入り、中で加工されてペレットが出てきます。)」と説明が続きます。
ナビゲーターがまずは見本を見せます。
ハンドルを回すと空のカプセルが下りてきて、機械に投入されます。さらにボタンを押すと、茶色い粉々に砕かれたペレットが出てきます。
子どもたちは「Wow!」「The shape has changed.」と驚いていました。
次に子どもたちの番です。
ナビゲーターの「Please turn the handle.(ハンドルを回してください。)」の指示でハンドルを回し、「Next, please press the green button.(次に、緑色のボタンを押してください。)」の指示でボタンを押すとペレットが出てきました。
そして、ナビゲーターから「Let’s move to the next machine.」と隣の機械に移動するよう伝えられ、「When you put pellets into this machine, parts of capsule toys come out.(この機械にペレットを投入すると、カプセルトイのパーツが出てきます。)」と説明があります。
さらに「This machine can paint the parts and pack them into a shape that looks like a plastic model. It uses heat to stick the parts onto a frame.(この機械では、部品に色を付けたり、熱を利用してプラモデルのように部品が枠に付いた形に包装することができます。)」とナビゲーターが見本を示していました。
長い英文で難しいように感じられるかもしれませんが、ナビゲーターが実際に手本を示したり、わかりやすいジェスチャーを交えながら説明をしてくれます。さらに、目の前に教材となるものがあるため、子どもたちは実際に見たり触ったりして学ぶことができ、五感をフル活用して体全体で理解し、吸収している様子がよく伝わってきます。
ナビゲーターが一連の作業を行うと、プラモデルのように綺麗な色が塗られ、色々な部品が枠に付いた状態で機械から出てきます。
子どもたちからは「Plastic model!」「あ、プラモデルだ!」との声が聞こえます。
ナビゲーターも「That’s right. It looks like parts of a plastic model.(そうですね。プラモデルの部品のようですね。)」と賛同してくれます。
プラスチックの小さな粒だったので、おもちゃのイメージを掴みにくかったのですが、実際の商品に近い部品が出てきたことで実感が湧いてきたようです。
そして作業も終盤になってきます。
出てきた部品を組み立てたカプセルトイを実際にガシャポンの機械に通して、きちんと出てくるかを試す作業です。
ナビゲーターから「Please put in this capsule toy.(このカプセルトイを入れてみてください。)」と伝えられ、実際にガシャポンの機械に通します。
子どもたちの大好きなガシャポンにカプセルトイを入れて、実際に問題なく出てくると子どもたちは大喜びです。
最後に組み立て作業です。
ここでもナビゲーターがわかりやすいように、部品を使った組み立て方法の見本を示し、
完成した『パックマン』を披露すると、子どもたちは「Wow!」「Great!」と驚きの声を上げています。
ナビゲーターから「Now it’s your turn, everyone. Let’s put it together! (さあ、皆さんの番ですよ。それでは組み立てましょう!」と声が掛けられ、子どもたちは作業に集中します。ナビゲーターの見本を例に黙々と作業に没頭していました。
組み立てが終わると、完成したカプセルトイに自分の選んだシールを貼り、装飾を加えて、「キッザニア東京」限定カラーの『パックマン』が完成です!
このカプセルトイのユニークな点は『パックマン』の顔の部分がそのままカプセルになっていることです。カプセルがおもちゃの一部となることで、カプセルが捨てられることがなくなり、プラスチック削減につながります。
前半のプログラムが終わると、専用スペースに移動して昼食となります。
今日の昼食は、お仕事体験をした「チャーハン又はピラフ」「クロワッサン&ソーセージ」のいずれかとなります。
子どもたちは、ただ購入した食事を楽しむのではなく、自分で作る工程を学んだことで、より深い満足感を得ているようです。達成感に満ちた笑顔で、お昼ごはんを大切に味わう姿がとても印象的でした。おいしいランチを終えた子どもたちは、新たな仕事体験へとワクワクしながら向かいます。
最後の仕事体験を終え、団体用の出入口付近に集合した子どもたちは、グループごとにナビゲーターから「キッゾ(お給料)」やプログラム限定のオリジナルグッズを受け取ります。報酬を手にした子どもたちは少し誇らしげな表情を浮かべ、ナビゲーターの皆さんに「Thank you very much!」と感謝の言葉を伝えて解散となりました。
その後、お迎えに来た保護者のもとへ向かうと、子どもたちは今日の体験を生き生きとした口調で語り始めます。その姿は、まるで小さな冒険者たちが素晴らしい発見を共有しているかのようで、心に強く残りました。
一般的な学校では英語学習の目的が曖昧で、試験の点数を上げることが優先されがちです。しかし、そのような勉強法では子どもたちの関心が続かず、飽きてしまうことが多くなります。
一方、「キッザニア」では職業体験のような実践的な活動を通じて学ぶことで、英語の本質を理解し、学習意欲を高めることができます。
単に知識を詰め込むのではなく、実際に英語を活用して成果を生み出すことで、その言語の価値を体験的に学ぶことができるのです。
子どもたちは英語を「学問」としてではなく、コミュニケーションの手段として使いながら様々な職業に挑戦します。英語を実際に使うことで、子どもたちは抵抗感を減らし、自信をつけることができるのです。
さらに、職業体験を通じて英語での成功体験を積むことで、英語を使うことへの自信が深まり、さらなる学習意欲が引き出されます。知識として英語を学ぶだけではなく、実際に活用できることが重要と考え、今後も継続して実施して参ります。
WorldTrip事務局
Email:worldtrip_ecr@eikoh.co.jp開催日時
2025年05月18日(日) 10:00~16:30申込締切
2025年5月13日(火)開催日時
2025年05月25日(日) 09:00~16:00申込締切
2025年5月20日(火)開催日時
2025年05月31日(土) 10:00~15:00申込締切
2025年05月26日(月)開催日時
2025年06月01日(日) 10:00~12:30申込締切
2025年05月27日(火)開催日時
2025年06月01日(日) 13:30~16:00申込締切
2025年05月27日(火)