2026年02月01日(日)、栄光キャリアルートが実施した「昆虫博士ファーブル先生と昆虫採集&標本づくり【冬編】」の様子をお伝えします。
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教室や教科書では学べない「本物・本当」の「めったにできない」体験に「チャレンジ」することで、これからの未来を自分で考え自分で決める「力」を育む、未来の自分探し講座です。
各分野で活躍するその道のプロが指導する、旅行会社等のレディメイドな講座でなく、楽しみながらも「学ぶ」という学習塾としての栄光の特徴をコンセプトとしたオリジナルの唯一無二の講座となります。
この講座では、子どもたちに大人気の「昆虫」をテーマに、昆虫博士ファーブル先生とともに昆虫採集や標本づくりを体験します。
「春・夏・秋・冬」と四季折々に実施することで、季節ごとに異なる昆虫の姿や生態の違いを観察し、自然の移ろいとともに昆虫の多様性を学ぶ貴重な機会となります。
そして今回は「冬編」。
冬は昆虫たちが落ち葉や土の中で春を待つ季節。成虫は少ないものの、この時期ならではの小さな仲間たちに出会える楽しみがあります。
さて、あなたを待っているのは、どんな小さな仲間たちでしょうか⁉
昆虫採集に出かける前に、オリジナル図鑑を使って都市部で見つかる昆虫を確認し、危険な昆虫への注意点や対処法も学んで、安全に活動できる準備をしました。恒例の「今日は何種類見つけられる?」という目標決めでは、子どもたちが予想を出し合い、最も多かった20種類をみんなの目標として共有しました。
今日は最高気温11度予想の肌寒い日ですが、子どもたちはそんな寒さも気にせず、虫網と虫かごを手に、子どもたちは準備万端です。
先生の「それでは出発しましょう!」の声に、「出発!」と元気な声が響きます。 ビルを出た目の前の街路樹から昆虫採集開始です。
信号で立ち止まっている間も、子どもたちは昆虫探しにすっかり没頭しています。大人の目には「こんな場所に虫なんているのかな?」と思えるようなところでも、子どもたちは迷いなく虫網を向け、真剣な表情で探し続けます。その姿はまるで小さな“昆虫博士”のようです。
今も残る江戸城の石垣には、石と石のあいだにできた細いすき間が無数にあり、そこは昆虫たちが身を潜めるにはぴったりの場所です。先生が「まずはよく目を使って、どこに隠れているか探してみましょう!」と声をかけると、子どもたちは石垣に近づき、真剣な表情で観察を始めました。
ほどなくして、「先生!見つけたよ!」という弾んだ声があちこちから上がり、捕獲数のカウントが始まります。
突然、先生が「これは…すごいぞ!」と声を上げました。 その瞬間、子どもたちは一斉に先生のまわりへ駆け寄ります。
先生の手のひらには、小さな昆虫がそっと乗せられており、 「めったに見られない外来の珍しい種類だよ。」と説明があります。
「ムネアカオオクロテントウ」という外来種とのことで、子どもたちは目を丸くして、ただその姿に見入るばかり。 初めて見る生きものの存在感に、言葉を失っていました。
2月の冷たい空気が残る日陰に入ると、思わず肩をすくめるほどの寒さを感じながら、一行は昆虫採集の中心となる桜並木へと向かいました。 子どもたちは事前に先生から「昆虫が動き出す温度」について教わっているため、その知識をしっかり頭に入れています。
そのおかげで、昆虫好きの子どもたちは寒さの厳しい日陰を避け、太陽の光が届いて暖かさを感じられる日向を中心に探し始めました。 それぞれが自分のペースで木の根元や落ち葉の間をのぞき込み、夢中になって昆虫を探しています。
「先生、ここに何かいます!」「これ、『カメムシ』でしょうか?」
子どもたちは次々と声を上げながら、夢中で昆虫を探し続けています。 その結果、見つけた種類はついに18種類に到達しました。
この「捕獲数のカウント」は、昆虫の数を競わせるためのものではありません。 冬の厳しい時期にも、都会の片隅で多くの昆虫たちがどのように身を潜め、春を待ちながら生きているのかを感じてほしいからです。 さらに、都市環境の変化や温暖化の影響の中で、思いのほか多様な生きものが存在していることに気づき、 「都市で昆虫はどう生きているのか」「これから街と自然はどう変わるのか」 といった視点を持つきっかけにしてもらうことを目的としています。
子どもたちの「もっと知りたい」という気持ちは衰えることなく、さらに多くの昆虫を探そうと一生懸命に目を凝らしていました。帰り道でも気になる場所を見つけるとすぐに観察を始め、その姿はまるで昆虫ハンターのよう。帰り道での発見も加えて、全部で20種類の昆虫を見つけることができました。
子どもたちの前に並んでいるのは、図鑑でしか見たことのない世界各地の昆虫たち。初めて間近で見るその姿に、子どもたちは目を輝かせながらじっくり観察していました。 先生は「標本に使われている昆虫は、自然の中で寿命を迎えたものです。どの昆虫が届くかは選べませんが、出会った一匹を大切に受け取ってくださいね」と伝え、子どもたちは真剣な表情で自分の昆虫を受け取っていました。
先生による標本づくりの実演を見たあと、いよいよ子どもたち自身の標本づくりがスタートします。
子どもたちが作った標本は、最後に先生が丁寧に仕上がりを確認し、ひとつひとつが完成形となりました。完成後には「昆虫標本記録シート」に、個体の名前や大きさ、生息地、感じたこと、スケッチなどを記入し、自分の目で確かめた事実を整理しながら特徴を分類し、細部まで注意深く観察する姿勢を育てていきます。こうした記録づくりは、観察した内容を自分の言葉と視点でまとめ、科学的に物事を捉える力を養う大切な学習の時間となっています。
講座の締めくくりには、栄光が独自に作成した昆虫検定に挑戦しました。参加回数に応じて級が上がり、問題の難しさもステップアップしていく仕組みです。試験前には先生が重要なポイントを丁寧に解説し、「これまで不合格になった人はいません。自信を持って取り組んでくださいね。」と励ましの言葉をかけると、子どもたちは真剣な表情で問題に向き合っていました。
採点が終わると、いよいよ認定証の授与です。名前が呼ばれなければ不合格という緊張感の中、子どもたちは静かに自分の名前を待ちましたが、全員が無事に合格し、誇らしげに認定証を受け取ることができました。
この講座は、一年を通して季節ごとに姿を変える昆虫たちを観察し、自然の奥深さに触れられる人気プログラムです。今回の「冬編」では、昆虫にとって最も厳しい季節であるにもかかわらず、東京の中心部で力強く生きる昆虫たちに出会い、子どもたちは身近な環境にも豊かな自然が息づいていることを実感しました。
採集活動では、江戸城の石垣や桜並木など、場所によって異なる環境を歩きながら、昆虫の隠れ場所や行動の違いを体験的に学びました。めったに見られない外来種を含む多様な昆虫を次々と発見し、最終的には目標の20種類の昆虫を見つけることができました。
続く標本づくりでは、世界の昆虫を使って一匹ずつ丁寧に扱いながら、観察した特徴を記録し、スケッチを通して細部まで注意深く見る姿勢を育む時間となりました。命を終えた昆虫を大切に扱う経験は、自然への敬意を育てる貴重な学びにもつながりました。
講座の締めくくりとなる「栄光オリジナル昆虫検定」では、これまでの学びを振り返りながら問題に挑戦し、全員が無事に合格。子どもたちは認定証を手にし、達成感とともに昆虫への興味や自然への探究心をさらに深めた様子でした。
今回の体験を通して、昆虫の多様性や生態系のつながり、そして命ある存在としての昆虫への敬意が、子どもたちの中に確かに育まれたと感じられます。こうした学びが、身近な自然を大切にし、互いを思いやる心を育てる一歩となることを願っています。
次回は4月19日(日)の【春編】を予定しています。長い冬を乗り越えた昆虫たちが一斉に動き出す季節。どんな出会いが待っているのでしょうか。
ツクル∞ジブン事務局
Email:tsukuru-jibun_ecr@eikoh.co.jp開催日時
2026年04月26日(日) 10:00~16:30申込締切
2026年04月21日(火)開催日時
2026年04月29日(水) 10:00~15:00申込締切
2026年04月24日(金)開催日時
2026年05月02日(土) 10:00~16:30申込締切
2026年04月27日(月)開催日時
2026年05月06日(水) 10:00~12:30申込締切
2026年05月01日(金)開催日時
2026年05月10日(日) 10:00~12:30申込締切
2026年05月05日(火)