連休を前にみなさんは、「この休みにしか出来ない体験をしよう」と計画を練っていると思います。
大賛成です。
海外旅行、ボランティア、学生サークル、アルバイトなど、日常の学生生活では味わえない体験を全力で楽しんでください。
しかし、後から振り返ってみると、記憶には残っているけれど、「コレを学んだ」という実感は、なかなかできていないことに気づくと思います。
同じ全力で楽しむにしても、最初に目的意識があるのとないのでは、やはり経験からの学びの量は変わってくるのかもしれません。
今回は、休みの体験を「自分の将来を考える上で意味ある体験だった」と振り返られるような、取り組み方のコツについてお伝えしたいと思います。
[目次]
さて、皆さんは卒業後どのような社会人になりたいと思っていますか?
どのような仕事をして、どのように日々を過ごしたいと思っていますか?
具体的なイメージや計画はありますか?
自信を持って答えられる学生は少ないと思います。
自分についても、仕事についても、まだこの段階では分からないことが多すぎるので、当然です。
そんな中で、「将来への明確な目的意識を持って休みを過ごそう!」なんて、意識の高いことを叫んでも無茶な話です。
それよりはもっと軽く、「この体験で自分は何を学べるだろうか」ということを逆探索してみるのはどうでしょうか。
海外旅行であれば、「できるだけ現地の人と交流して見識を深めてみよう」といった軽い目標を言葉にしてみるとか、ボランティアなら「人の気持ちにどうやったら寄り添えるだろうか」といった、自分に課題を課してみるといったことです。
自分の将来を考える上でも意味ある体験というのは、その体験を通し、経験後の自分に変化が起きていて、それを自認できるということです。その変化の延長上にあなたの将来像があり、具体的には社会で働いている自分の姿があるのだと思います。
休みに計画しているその体験が、あなたにとってどのような意味を持ちそうか、実行前に少しだけ考えてみてください。
どのような経験であっても、何かしら将来につながる学びがあるはずです。
その時、下記のような切り口で考えてみるのはどうでしょう。
・自分はどのようなことに興味があり、どのような適性や能力があるか?
・自分が大切にしていきたい価値観やこだわりは何か?
その体験を通して、体験前と後で比較して、自分の変化をイメージします。自分の成長を言葉で語れることは、後の就職活動で「自己理解」として、大きな力になるでしょう。
・自分を取り巻く世界は何か問題を抱えていないか?
・どうしたらその体験をもっと楽しいものにできるだろうか?
その体験を通して、社会で起きていることを自分事としてイメージします。自分はその社会にどうアプローチするのか、後の就職活動で「仕事理解」として、大きな判断材料になるでしょう。
大学3年生が、もっと直接的に就職を意識するのであれば、休み中に以下のような経験をするのもいいでしょう。
企業を知る、仕事を知る、そこで働く社員さんを知るために最も有効な方法です。
主には就活生向けに開催される説明会ですが、3年生も参加できます。
各地の大きな展示ホールでは、企業が顧客向けの各種イベント(新商品発表会や、発売イベント、展示会など)を開いています。
今まで取り組んだことの無い仕事内容、仕事の規模などに挑戦しましょう。
これらは今の計画をキャンセルして別のことをやりなさい、ということではありません。
たとえば、旅行も、地元の友達と会うことも、全て「自分にとって、この経験が持つ意味」を意識しておけば、楽しいだけでなく、自分の将来を考える上での「意味のある経験」としての価値が生まれるということです。
連休を、一味違うものにしてみてはいかがでしょうか。
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開催日時
2024年12月21日(土) 11:00~11:50申込締切
2024年12月19日(木)開催日時
2025年01月18日(土) 11:00~11:50申込締切
2025年01月16日(木)