2024年1月28日、キッザニアにおいて、栄光キャリアルートが実施したWorld Tripの様子をお伝えします。
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英語講師と一緒に過ごし、活動を通していつの間にか自然に『英語でコミュニケーション』ができることを目標とします。
楽しみながら、さまざまな場面の身近な英語表現に触れることで、実際に使える英語を身につける体験型プログラムです。
今回のプログラムは、様々な職業体験ができる子どもが主人公の街「キッザニア」を舞台に、英語が堪能な専属スタッフ「ナビゲーター」と一緒に英語で職業体験にチャレンジしました!
英語で職業体験と聞くと「なんだか難しそう・・・?」「きちんと話せるかな?」と心配に思うかもしれません。
でも、勉強の一環として英語を学ぶのではなく、みんなが気になるお仕事を通して英語を繰り返し聞いたり話したりすることによって、自然と実用的な英語を身につけることができるように設定されているので安心です。
キッザニアに入場すると、イベントスペースで各グループに分かれてそれぞれの専属「ナビゲーター」が自己紹介などを行います。
今日体験する5つ(※)のお仕事体験全てを英語で指導してくれるグループ専属ナビゲーターからお仕事の紹介や注意事項などの説明がありました。
(※)ハンバーガーショップ、ぽん酢工房、歯科医院、消防署、街時計、ピザショップ、飛行機(パイロット)、石けん工房、宅配センター、警備センター、ベーカリー、ソーセージ工房、総合商社、マジックスタジオ、病院(新生児室)のいずれかとなります。
みんな大好きハンバーガー!
でも今日はいつもとちょっと違い、ショップ店員になりきって自分で食べるハンバーガーを作ります。
ナビゲーターと「モスバーガー」と書かれたお店に到着すると、まず頭にかぶるネットと帽子、そしてエプロンが渡されました。
制服に着替えた子どもたちはもうハンバーガーショップの店員さんそのものです。
ナビゲーターから「Wash your hands carefully!」の指示があると、子どもたちは瞬時に「『洗う』『手』『丁寧に』」という単語を頭の中で組み合わせ、ナビゲーターの実例も見ながら、しっかりと手を洗っています。
作業台に移動するとナビゲーターから質問がありました。
「Do you like hamburgers?」
子どもたちは一斉に「Yes!」と元気に答えます。次にナビゲーターから今日使用する食材の説明があります。
「buns、lettuce、mayonnaise、patty、teriyaki sauce.」
一人ひとりの子どもたちに小さく千切られたレタスの茎と葉が配られ、試食すると「Which is crispy?」「Which one do you like?」の質問が投げかけられました。
子どもたちの多くはレタスの葉の部分が好きなようです。
「We value the crispy texture of lettuce.」と主役ではないかもしれないレタスにこだわり、その歯ごたえを大切にしているという説明のあと、一枚の大きなレタスと温められたバンズと焼きたてのパティが配られました。
作業台はおいしそうな匂いが漂っています。
ナビゲーターからの「Grab the patty with tong and dip it in the teriyaki sauce!」という声に子どもたちはナビゲーターの手元を見ながら指示どおりに作業を行っています。
バンズの上にハンバーグパティとレタスを載せると「Put mayonnaise on.」の指示がありました。子どもたちは真剣な表情でレタスの上にマヨネーズをかけていきます。
「Wrap you burger up!」
という最後の指示で子どもたちは一生懸命作ったハンバーガーをハンバーガーラップに入れ、テープで止めて完成です!
子どもたちの達成感とともに愛おしく自分のハンバーガーを見つめているような表情が印象的でした。
寒いこの時期、鍋料理が多く食卓では「ぽん酢」が活躍しているのではないでしょうか?私たち大人にとってはおなじみの商品ですが、現代の子どもたちには少しなじみが薄い調味料かもしれません。
この「ぽん酢工房」は2023年3月にオープンした『味ぽん』のパビリオンで『味ぽん』ラベルに使われている「黄色」と「赤」の帽子やジャケットがユニフォームです。
着替えが終わったら「ぽん酢」に埃が入らないように粘着テープでユニフォームを綺麗にし、子どもたちは食品を扱う作業は清潔が第一優先であることを間接的に学びました。
実際の作業に入る前に、まずは発酵食品の仕組みや原材料についての基本的な知識を得るための軽いレクチャーからスタートします。
モニターを見ながらのレクチャーではありますが、もちろん使用言語は英語です。
「There are many kinds of microbes.」で始まり、「microbes(微生物)」「fermented foods(発酵食品)」「aspergillus(麹菌)」「yeast(酵母)」「acetic bacteria(酢酸菌)」など、大人でも難しい専門用語が飛び交います。
単語がわからなくてもモニターの実際の写真などで理解できるように工夫されており、子どもたちは真剣な表情で聞き入っています。
ナビゲーターから「Soy sauce and vinegar are fermented foods.」と説明がありました。「ぽん酢」の原料には「醤油」や「酢」がありますが、「酢」が発酵食品であることは大人にとっても初耳かもしれません。
大人にも学びがあるレクチャーのあとは「味付けぽん酢」の4つの原料をブレンドするために「お酢」「柑橘果汁」「シロップ」「醤油」の順で容器に充填していきます。
ファミリーレストランのドリンクバーのような機械にそれぞれ「Vinegar」「Citrus juice」「Syrup」「Soy sauce」と書かれており、容器を排出口下に置いてボタンをワンプッシュすると規定量が出る仕組みです。
ナビゲーターからの「Start to fill the container.」という声で順番に材料を充填し、製品となるボトルへ移し替えたら、次は機械レバーをガッチャンと下ろしてキャップを取り付ける「Capping」作業とラベルを貼り付ける「Shrink Label」の工程です。
機械の上から容器を入れ、ボタンを押すとラベルが貼られた状態で下から出てきて、フィルムを加熱して容器にぴったりと貼り付けます。
そして最後は、完成したボトルにかけるメニューカードと呼ばれる「味付けぽん酢」と相性のいいメニューが記載された札を取り付けます。カードに自分の名前とスタート時に撮影した顔写真を貼り、世界にひとつだけの「マイ・味付けぽん酢」の完成です!
ナビゲーターからの「This Ponzu is the only one in the world!」との声で終了、子どもたちは完成したぽん酢を大切そうにバッグに入れていました。
昼食は自分で作った「クロワッサン」や「ハンバーガー」です。いつもお金で買って食べるものとは違って、一生懸命自分の手を動かして働いて作ったので、さらに美味しく感じるのではないでしょうか。
子どもたちはハンバーガー、ソーセージやクロワッサンを食べ終え、次のお仕事体験へと向かいました。
最後のお仕事体験が終了し、今日お世話になったナビゲーターに感想やお礼を伝えてお別れです。お迎えに来た保護者の方に笑顔で駆け寄り、ナビゲーターからもらったオリジナルグッズや写真、お仕事体験で得たキッゾ(お給料)を誇らしげに見せている子どもたちの姿が印象的でした。
英語学習には実体験が大切だということをあらためて感じました。
通常の小学校や日常生活では、残念ながら英語を使う機会がほとんどないので「英語を使って何かをする」体験はとても貴重です。
「キッザニア」では、英語技能を学ぶ「学習」とは違う学びがあり、英語に自信のない子どもでも英語を好きになるチャンスや仕組みが溢れています。
そして、英語だけでなく「社会にはこんな仕事があるんだ。」と働くことの多様性を知り、様々な選択肢を得られるきっかけにもなるかと思います。
大好評により、今後も継続して実施してまいります。
WorldTrip事務局
Email:info_worldtrip@eikoh.co.jp開催日時
2024年10月06日(日) 10:00~14:50申込締切
2024年10月01日(火)開催日時
2024年10月12日(土) 10:00~15:00申込締切
2024年10月07日(月)開催日時
2024年10月20日(日) 10:00~16:30申込締切
2024年10月15日(火)開催日時
2024年10月26日(土) 10:00~15:15申込締切
2024年10月21日(月)開催日時
2024年10月27日(日) 10:00~16:00申込締切
2024年10月22日(火)