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親子で紙垂づくり×神社体験(2024/10/26)

2024年10月26日(土)、栄光キャリアルートが実施した「親子で紙垂づくり×神社体験」の様子をお伝えします。

イベントの詳細はこちら

ツクル∞ジブンとは?

教室や教科書では学べない「本物・本当」の「めったにできない」体験に「チャレンジ」することで、これからの未来を自分で考え自分で決める「力」を育む未来の自分探し講座です。
各分野で活躍するその道のプロが指導する、旅行会社等のレディメイドな講座でなく、楽しみながらも「学ぶ」という学習塾としての栄光の特徴をコンセプトとしたオリジナルの唯一無二の講座となります。

下神明天祖神社

お願いごとやお祝いなどいつも何気なく訪れる神社。その神社についてしっかり学んだことはあるでしょうか?
室町時代から続く下神明天祖神社は雅楽の発展に尽力されるなど伝統文化の継承に注力されています。
この下神明天祖神社を舞台に、普段では、できない・聞けない・見られない『事・物』に触れ、『神社』や『雅楽』を宮司さんの福岡先生と雅楽の演奏者の新屋先生から学びます。

神様とは?神社とは?

福岡先生から「みなさんは神様とは何かわかりますか?」の質問があると、「願い事をかなえてくれる方」「宇宙を支配している」などの答えが聞こえてきます。
福岡先生から「日本の神様は、キリスト教などにある一人の絶対的な方が神様ではないんですよ!」という言葉とともに、ありがたい、偉い、強い神様もいれば悪い、怖い神様もいること、「八百万(やおよろず)の神」といわれる意味など子どもたちがわかりやすいように優しく丁寧に説明が行われます。
子どもたちは「日本では、山にも太陽にも、色々な物に神様が宿る」ことを学びます。
次に、日本にはなぜ神社があるのか、氏神様や村の鎮守様などの説明が行われ、大人でも知らなかった神社の始まりなどについて学ぶことができました。
すると先生から「みなさん、お祭りは知っていますよね。お神輿を担ぐのはなぜかわかりますか?」という質問に、大人も子ども考え込んでいます。「神社の本殿に神様がおられますが、みなさんが神様だったら、一年中屋内の中にいるのはどうですか?」と聞かれ、「退屈する。」「たまには外に出たい。」などの声があがります。すると先生から「そうなんです!神様も同じで、退屈するし、たまには外に行きたいと思うんです。だから、お神輿の神様をお乗せして、外に出て楽しんでもらうのがお祭りなんです。」と説明がありました。

正しい参拝方法と心構え

先生から「『二礼二拍手一礼』が一般的ですが、正式な参拝方法としては『二拝二拍手一礼』と説明しています。『二拝』は腰を90度に折って行います。ちょうど自分の膝の皿を掴む感じです。」と説明があり、参加者は先生と一緒に練習を行います。参拝時の心構えもしっかりと頭に入れ、実際の参拝時には今まで以上に、しっかりと神様へのご挨拶ができるようになりました。

紙垂(しで)づくりと絵馬づくり

先生から「今日は紙垂を自分で作ったら、榊(さかき)に付けて、それを本殿で奉納してもらいます。」と伝えられました。
「時々、神社の大きな木などに縄が巻かれて、そこに白い紙が付いていますよね。あれが紙垂です。昔は紙が大変貴重で『紙(かみ)=神(かみ)』として、ここからは「神様の領域ですよ。」「大切な物ですよ。」という意味があります。」と説明があり、紙垂づくりに入ります。
参加者は真剣にハサミを使いながら紙を切り、指定された箇所で折り曲げます。
「榊に紙垂を付けると『玉串(たまぐし)』になります。」と、先生が境内で切ってきた「榊」に完成した紙垂を差し込みます。
さらに先生から玉串の奉納の仕方について「大切な紙垂に触らずに、榊の根本を神様に向けてお供えしますよ。」と実際に練習を行いますが、紙垂に触れずに向きを変えるのがなかなか難しい作法です。何とか奉納の練習ができたところで、次は絵馬づくりです。絵馬の由来を学び、その思いを絵に描いたり願い事を書いたりしました。
『玉串』と『絵馬』が完成し、本殿での正式参拝に向かいます。

本殿に移動すると、正式な装束(しょうぞく)に身をまとった先生が太鼓をたたいて始まります。祝詞奏上(のりとそうじょう)とお祓いの後、参加者は先ほど学んだ『二拝二拍手一礼』を行い、自分で作った玉串を奉納して無事に正式参拝を終えることができました。
その後、先ほど作った絵馬を絵馬掛けと呼ばれる台に結び付けました。

雅楽の楽器と装束で雅楽奏者へ

社務所に戻ると、様々な雅楽の楽器が並べられています。

福岡先生から、アジア大陸からもたらされた雅楽は世界最古のオーケストラと言われ、今だに残っているのは日本だけということや楽器の種類などの説明がありました。その後、福岡先生の龍笛(りゅうてき)と新屋先生の篳篥(ひちりき)による「越天楽(えてんらく)」が演奏されます。雅楽の中で最も有名な曲なので、どこかで聞いたことがあるかもしれません。
そして、「龍笛」の楽器と楽譜が配られ、参加者は「越天楽」の指使いを学びました。練習後、子どもたちは実際に雅楽奏者が着用する装束に着替え、撮影会となりました。実際に装束を着用して楽器を持つと、本物の雅楽演者のように見えてくるのが不思議です。
最後に雅楽から出た言葉で今でも使われている言葉を学びます。
先生から「みなさんは、『千秋楽』『左ぎっちょう』『二の舞』『頭取』『呂律が回らない』『楽屋』『いい塩梅』『野暮なこと』などと言う言葉を聞いたことがありますか?これらの言葉は雅楽から来ているんですよ。」とそれぞれの言葉について説明があると、参加者からは驚きの声が聞こえました。
さらに先生は「今でも身近に使っている言葉がたくさんあるということは、雅楽は私たち日本人にとって昔から馴染み深いものなんです。」と伝えます。
最後にお世話になった福岡先生と新屋先生にご挨拶し、終了となりました。

まとめ

今回は『神社』を舞台に、知っているようで意外と知らない学びが盛りだくさんでした。
神様や神社について学び、自分で作った紙垂の玉串で正式参拝を行ったり、自ら描いた絵馬を奉納したり、雅楽に直接触れたり・・・教科書やテレビなどで見たことはあるけれど、実際の演奏を聞いたり楽器を持ったりすることはあまりない「雅楽」をはじめ、まさに教室や教科書では学べない「本物・本当」の「めったにできない」体験目白押しの講座でした。

玉串の奉納による参拝をひとつとっても、全く何も知らずに参拝するのと、なぜ紙垂を榊に付けた玉串を奉納するのか、なぜ紙が使われるのか、正式な参拝方法は何なのかなど「なぜ」をしっかり理解したうえで参拝するのとでは大きな隔たりがあるのではないでしょうか?
さらに、子どもたちにとって、神社や雅楽など日本の伝統文化を知ることで、より自国の文化に対する誇りを持つきっかけとなると思います。

私たち大人の大きな使命のひとつは21世紀を担う子どもたちに日本の文化や伝統をしっかりと引き継ぐことです。
そのような意味でもその使命を具現化する講座として、ひとりでも多くの子どもたちに参加していただきたく、継続して実施してまいります。

本物の体験にチャレンジ
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ツクル∞ジブン

教室や教科書では学べない「本物・本当」のめったにできない体験をすることで、未来を自分で考え自分で決める「力」を育む自分探し講座です。

ツクル∞ジブン事務局

Email:eikoh-kikaku@eikoh.co.jp

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