2023年12月16日(土)、栄光キャリアルートが実施した冬のツクル∞ジブン「世界にひとつだけのSDGsな正月飾りづくり体験」の様子をお伝えします。
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教室や教科書では学べない「本物・本当」の「めったにできない」体験に「チャレンジ」することで、これからの未来を自分で考え自分で決める「力」を育む未来の自分探し講座です。
各分野で活躍するその道のプロが指導する、旅行会社等のレディメイドな講座でなく、楽しみながらも「学ぶ」という学習塾としての栄光の特徴をコンセプトとしたオリジナルの唯一無二の講座となります。
年末になると、あらゆるところで「お正月飾り」が所狭しと並べられます。
いつもは完成されたお正月飾りの中から選んで購入していますが、今回は材料選びから完成まで自分で作り上げる「お正月飾り」に挑戦します!
そして今回のキーワードは「SDGs」。
使う材料は生花ではなく、本物の生花そっくりな「アーティフィシャルフラワー(造花)」です。午前の部と午後の部で2回実施となりました。
教室には、色とりどりの「アーティフィシャルフラワー」が置かれています。
参加者は教室に入ると、一目散に机に置かれている色々な「アーティフィシャルフラワー」を見に行きます。
「わー、きれい」「本物のお花みたい」「これって偽物なの?」など参加者は興味津々で角度を変えて眺めてみたり、そーっと触ったりしています。
生花ではないので自由に触って大丈夫です。
今日ご指導いただく先生は、JAFA日本アーティフィシャルフラワー協会アーティフィシャルフローリストの岡澤先生です。(インスタはこちら)
まずはオリジナルのワークブックで「アーティフィシャルフラワー(造花)」についてと「お正月飾り」についてのレクチャーを受けます。
先生から「アーティフィシャルフラワーはいつ頃から始まったのかな?」と質問が飛ぶと「最近!」「戦後すぐ」「明治時代」など近年に開始したという回答がほとんどですが、「現存する最古のものはなんと紀元前2700年ごろのエーゲ海文化に作られました。」と正解が発表されると「へー、そんなに昔からあったの!」「知らなかった。」など参加者の子どもも大人も一同びっくりしています。
「アーティフィシャルフラワーは大昔から親しまれていて、日本での最古の記録は752年の東大寺大仏開眼供養会に備えられた『蓮池』という金属と木で作られた蓮の花があります。」との説明もありました。
そして、近年から現在にかけての「アーティフィシャルフラワー」の変遷についてのレクチャーです。
「機械化され一度にたくさん作れるようになってきて、日本でも1960年頃から大量生産され始めました。」そして「メリットとしては、耐久性に優れ、輸送などにも強く、長期保存もできます。水やりも必要なくメンテナンスも楽だし、機械生産で規格が同じなので、同じ品番であれば蕾や葉のつき方など全て同じでとても便利なんです。デメリットとしては、生花では楽しめる「鮮度や香り」などがないことです。」ということでした。
参加者の「いいことの方が多いね!」という声に、先生からは「今回製作したお正月飾りを毎年色の違う『アーティフィシャルフラワー』に変えたり増やしたりと自由自在にアレンジできるので、とってもエコでSDGsなんですよ!」とお話しがありました。
次は、正月飾りについてのレクチャーです。
「正月飾りはお正月に各家庭に訪れる年神様をお迎えするために飾る特別な飾りのことなんですよ。」また「お正月飾りの代表的な種類は『門松』『しめ飾り』『鏡餅』『餅花』などありますが、最近は生活環境などの変化もあり、色々なお花で作る『正月アレンジメント』がとても流行っています。今日はその『正月アレンジメント』を『アーティフィシャルフラワー(造花)』で作りましょう!」というお言葉で早速開始です!
今日は、檜の箱に色々な花材を詰めて作るアレンジメントを作ります。
先生からの「花材を選ぶ前に、蓋をする形にするか、蓋をしない形にするか決めましょう!」の声に、参加者は「たくさん花材を詰めたいから蓋をしない!」「私も」「僕も」の声で、みんなが蓋をしない形のアレンジメント作りになりました。
先生から「お正月というお祝いの飾りに不可欠な『松・竹・梅』を入れてください。冬でも青々と緑色の松、勢いよく真っすぐ育つ竹、冬でも実をつける梅は昔から縁起のよい物とされています。」との説明があり、参加者は先生の指示どおり「松・竹・梅」を真っ先に手に取ります。
そして次に「メインとなるいちばん目立たせたい中心の花を決めます。決めたら、メインを引き立たせるサブとなる花材を選んで、最後に隙間を埋める小花を選んでいきます。」と手順のレクチャーがありました。
参加者は頭の中で完成図を想像して、何をメインにし、何をサブにするかなどを考えていて一気に教室は静まり返ります。それぞれが「完成予想図」を描きながら黙々と花材を選び、手に取っては戻して別の花材と比較したり、行ったり来たりを繰り返したりと忙しそうです。
先生からは「選び終わってもまだ刺さないでくさいね。」と呼びかけられます。
檜の箱の中に、花材を刺して固定する生花では「オアシス」にあたる「フォーム」が入っており「フォームに刺す前に選んだ花材の茎を少し折って、花材を箱の中に仮置きして全体の様子を確認してみてください。」とのことです。
参加者が選んだ花材を色々な角度や高さから確認しながら手を進めていると、「ここはフォームが見えてしまっているので小花を追加しましょう。」などと先生が個別にアドバイスしていきます。
参加者はそのアドバイスに従い「どの小花にしようかな?」など花材を選んで自分が好きな組み合わせで整えていきます。
そして先生から「そろそろ本番です!花材にボンドを塗ってフォームに固定していきましょう。」と案内がありました。参加者から「緊張する。」「大丈夫かな?」と心配の声が聞こえてきましたが、すかさず「ボンドはすぐに固まらないので、修正できますよ。」とフォローが入り安心した様子です。
先生から「必ずフォームに真っすぐ刺してくださいね。角度を出したい場合は枝を曲げることで好きな角度にしていきます。」とデモンストレーションを含めて説明を受けて参加者も作業を開始します。
そして先生は「作業途中で花材を追加しても位置を変えても大丈夫ですよ。答えはないので、好きなようにおこなってくださいね。」と呼びかけながら一人ひとりの様子を見守り、時にはアドバイスをして整えていきます。
それぞれのペースで作品ができあがってくると「そろそろ最終確認して完成させましょう。」と案内があり、参加者は立ち上がって色々な角度から見たり全体のバランスを見たりして仕上がりを確認していました。
そしてついに完成です!
参加者の作品を見ると、花材のサイズや色を揃えた作品や、色とりどりでカラフルさが際立つ作品など、ひとつとして同じ作品はありません。
参加者は花材選びからフォームへの固定までをやり遂げた「達成感」に満ちた表情で、愛おしそうに自分の作品を眺めています。
先生から「毎年作り直すこともできるので、直射日光が当たらないところで保管すると末永く使えますよ。」と案内がありました。
そして最後に「今日は特別に、私が作ったクリスマスブーケをプレゼンとします!」と先生からサプライズがあり、参加者は「やったー!」と大喜びです。
自分の作品と先生からプレゼントされたクリスマスブーケを大切そうに袋に入れて、帰路に就きました。
今回は世界でひとつだけの「お正月飾り」づくりに挑戦しました。
いつもは毎年捨ててしまう「お正月飾り」ですが、今日製作した「お正月飾り」は色々と手を加えることもできる、末長く使用できるお飾りです。
参加者は自分で作ったお飾りで良い年を迎えられる素晴らしさを毎年実感することでしょう。
そして、年神様が毎年のお正月に、参加者の製作した「正月飾り」を目指して迷子にならずにきちんと訪れてくれることを切に願っています。
ツクル∞ジブン事務局
Email:eikoh-kikaku@eikoh.co.jp開催日時
2024年11月10日(日) 10:00~12:30申込締切
2024年11月07日(木)開催日時
2024年11月17日(日) 10:00~15:00申込締切
2024年11月12日(火)開催日時
2024年12月01日(日) 09:00~16:00申込締切
2024年11月26日(火)開催日時
2024年12月08日(日) 10:00~16:30申込締切
2024年12月03日(火)開催日時
2024年12月21日(土) 10:00~16:30申込締切
2024年12月16日(月)