2024年10月12日(土)、栄光キャリアルートが実施した「家族でお米作り【稲刈り編】」の様子をお伝えします。
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教室や教科書では学べない「本物・本当」の「めったにできない」体験に「チャレンジ」することで、これからの未来を自分で考え自分で決める「力」を育む未来の自分探し講座です。
各分野で活躍するその道のプロが指導する、旅行会社等のレディメイドな講座でなく、楽しみながらも「学ぶ」という学習塾としての栄光の特徴をコンセプトとしたオリジナルの唯一無二の講座となります。
いつも当たり前のように食べている「お米」。誰がどこでどのように作っているのでしょうか?
この講座では、日本人の主食でもある「お米」を家族で田植えと稲刈りを体験します。
自然農法(無肥料無農薬)を実践している『NPO法人農に学ぶ環境教育ネットワーク(自然農・里山・稲作から学ぶ環境教育NPO 農に学ぶ環境教育ネットワーク 横浜・寺家ふるさと村)』全面協力にて、大都会の横浜市周辺に今も残る自然豊かな里山『寺家ふるさと村』近隣の機械の入らない棚田を舞台に全て手作業で田植えや稲刈りを行います。木村先生をはじめとするお米づくりに精通した先生たちにご指導いただきます。
前日の肌寒い気温とはうって変わって、ポカポカ陽気で時々汗ばむほどの恵まれた気候の中、田んぼまで歩いていると、周囲は黄金色のお米で輝いていました。
木村先生から「ここの田んぼは全て『自然』にお任せです。肥料もあげない、水もあげない、完全自然農法です。」と始まり、紙芝居を使った「お米ができるまで」のお話しがあります。「ただ植えて刈るだけではないんですよ。一番大変なのは雑草取りなんです。取っても取ってもすぐ生えてくるんです。」と機械や農薬などを使う慣行農法とは違い、昔ながらの全て手作業となる無農薬無肥料での自然農法の素晴らしさとともに大変さのお話しがありました。
レクチャーを受けた後、「手鎌による稲刈り」にチャレンジです!
参加者は軍手を着用し、稲刈り専用の鎌を手に田んぼへと入りますが、ここ数日の雨で、かなりぬかるんでいます。
木村先生から手鎌による稲刈りの方法として「左手で2~3株をつかんで右手で株の根元を引くように刈ります。」と説明があり、参加者は早速刈り始めました。
刈っては後ろに束ねてを繰り返していくと、段々と慣れてきて、遠目から見ると、ベテランの農家さんのようです。
ただ、ぬかるんだ泥に長靴がはまって転んでしまう参加者もいたりと、かなり大変な作業です。
稲刈りが終わると、次は『はざかけ』です。「刈って束ねた株を掴んで、株元を藁の紐で結んで、後ろの竹の棒で作った干し場に掛けていきます。」と藁の紐の結び方やはざかけの束の掛け方などの詳しい説明がありました。参加者は指導のとおり、藁の紐で稲を結び、はざかけ用の竹の干し場に掛けていきます。
先生から「現在は機械を使ってお米を乾燥させますが、天日干しによるはざかけは2~3週間ほど干すので、お米の味は断然おいしいですよ!」と伝えられます。
機械を使ったお米づくりは生産者の労力を省いてくれますが、手間も時間もかけて作ったお米はおいしさも増すことを参加者は学びます。
慣れない作業の連続で腰が痛くなったり田んぼに足がはまったりしながらも、すべての稲刈りとはざかけの作業が終了し、ランチタイムとなります。と同時に、後日参加者の元に届くお米の袋が手渡されました。木村先生から「みんなのお米を精米してこの袋に入れてお家に送りますので、名前と好きな絵など自由に書いてくださいね。」と案内があり、カラーペンで稲穂を書いたりお米の粒と鎌を描いたり、自分の名前を冠した「●●米」など思い思いに米袋に書き込んでいました。
ランチタイムを終えると、次は竹を使った器づくりです。
裏山の竹が切り出され、10m近くある竹が3本、参加者の前に運ばれてきました。「この竹をのこぎりや鉈で切って、好きなものを作ってください。コップでも茶碗でも、お花を入れる花器でも、お箸でも何でも作れますよ!」との案内で、参加者は道具を手に取り、作業にとりかかります。
先生からは適宜、竹の切るべき場所や切り方、ノコギリや鉈の使い方など説明がありました。
親子で協力してひとつの作品を作る家族もいれば、子どもも大人もそれぞれが黙々と自分の作品を作っている家族もいます。汗ばむ陽気の中、竹を使った作業に子どもも大人も集中していました。
すると「コップができた!」「お皿ができたよ!」「お箸完成!」など声が聞こえ始め、「コップなど口をつける切り口はサンドペーパーで滑らかに削ってくださいね。」と先生から案内がありました。それを受けて最終工程に入る参加者もいれば「もうひとつ作る!」と新たな作業に入る参加者もいて、職人のように没頭している姿が印象的でした。
全ての作業が終了となり、先生からの「みなさん、お疲れさまでした。自分で作ったお米を楽しみに待っていてくださいね!」の案内で解散となりました。
農薬や肥料はもちろん、機械など一切使わない自然と人力だけの完全自然農法による田植えと稲刈りに挑戦しました。
抜いても抜いてもどんどん生えてくる雑草、せっかく育てたのに台風や大雨で稲が倒れたり害虫被害を受けたりと、自然農法は人間の力では抗えない部分がたくさんある、とても大変な農法です。
しかし、自然農法は化学肥料や農薬を使用しないため、土壌の健康が保たれるなど環境への影響が少なく、持続可能な農業の実現が可能となります。さらに、化学物質を含まないので、消費者にとって安心安全で健康的な食物が育ちます。
利便性を取るか否かは各個人の考えではありますが、次世代の子どもたちにこの日本をより良いかたちで引き継ぐうえで、あえて自然農法に拘る『NPO法人農に学ぶ環境教育ネットワーク』にご協力をお願いしました。
自然農法は手間も時間もかかり大変ではありますが、手間や時間をかけた分、作物も「おいしさ」でそれに応えてくれるようです。
それは作物に限らず、生きとし生けるもの全てに共通することかもしれません。
ぜひ、来年もこの豊かな田んぼでお米づくりの最初から最後までを一緒に体験しましょう!ご参加をお待ちしています!!
ツクル∞ジブン事務局
Email:eikoh-kikaku@eikoh.co.jp開催日時
2024年12月01日(日) 09:00~16:00申込締切
2024年11月26日(火)開催日時
2024年12月08日(日) 10:00~16:30申込締切
2024年12月03日(火)開催日時
2024年12月21日(土) 10:00~16:30申込締切
2024年12月16日(月)開催日時
2025年01月12日(日) 10:00~12:30申込締切
2025年01月09日(木)開催日時
2025年01月12日(日) 13:30~16:00申込締切
2025年01月09日(木)