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昆虫採集×標本づくり【秋編】(2024/11/04)

2024年11月4日(月・祝)、栄光キャリアルートが実施した「昆虫博士ファーブル先生と採集×標本づくり【秋編】」の様子をお伝えします。

イベントの詳細はこちら

ツクル∞ジブンとは?

教室や教科書では学べない「本物・本当」の「めったにできない」体験に「チャレンジ」することで、これからの未来を自分で考え自分で決める「力」を育む、未来の自分探し講座です。
各分野で活躍するその道のプロが指導する、旅行会社等のレディメイドな講座でなく、楽しみながらも「学ぶ」という学習塾としての栄光の特徴をコンセプトとしたオリジナルの唯一無二の講座となります。

四季を通じて探る昆虫の世界

子どもたちが興味津々の「昆虫」をテーマに、昆虫を知り尽くした昆虫博士ファーブル先生と一緒に昆虫採集と標本づくりを行いました。
果たして都会のど真ん中には昆虫は生息しているのでしょうか?

「昆虫網」と「虫かご」を大切そうに持ってきた子どもたちは、最初にファーブル先生の自己紹介や今日出会える可能性のある都会に住む昆虫についてのレクチャーを受けました。
先生から「昨年の秋は24種類の昆虫を見つけることができましたが、今日は何種類の昆虫が見られるでしょうか?」と質問に、「10種類」「20種類」「30種類」とそれぞれの答えが返ってきます。
さらに、スズメバチなど危険な昆虫と万が一出会ってしまった際の対処方法を学びました。

「秋」の昆虫採集に出発!

レクチャーを終え、子どもたちは「昆虫網」と「虫かご」を持って意気揚々と歩き出します。ビルを出て3分ほどの「桜並木」が昆虫採集のメイン会場ですが、その手前の江戸城の城壁が残っている場所で昆虫の見つけ方を学びます。先生から「最初から網を振り回すのではなく、まずはじっくりと目で探して見つけたら最後に網で捕獲しましょう。」と説明があり、子どもたちは城壁の石と石の隙間や花壇に昆虫が潜んでいないか探し始めます。
そして、「先生!ダンゴムシがいた!」という声で捕獲数のカウントが始まりました。

場所を「桜並木」に移し、本格的な昆虫採集の開始です。
子どもたちから発見の知らせが次々と入ると、先生はその都度「これは『ナミテントウ』ですね。」「これは『ユスリカ』です。」と確認していきます。そして、「先生、何か変な虫いました!」という声に先生が確認すると、「すごい!これはすごく珍しい昆虫です!!」と子どもたちが一斉に集まり、「これは『ムネアカオオクロテントウ』で、とても珍しい外来種です。」と説明がありました。
子どもたちは自分も珍しい昆虫を捕まえようと、再び昆虫採集を始め、草むらの中や木の上の枝を探したり、低木の植栽の中を探したりしています。
すると「先生!これなんですか?」の声で先生が駆け寄り、「お!これも珍しい昆虫です!『ショウリョウバッタモドキ』といって、これもとても珍しい昆虫で準絶滅危惧種です!」と伝えられます。
その後も子どもたちは次々と昆虫を見つけ、昨年の秋を超えた合計28種類の昆虫を見つけることができました。

28種類の昆虫を採集!

教室に戻ると、見つけた28種類の昆虫のおさらいが始まります。
個々に配布された「昆虫図鑑」というオリジナルの教材を使用しながら、昆虫の画像や特徴などを確認していくのですが、先生から「なぜこんな大都会の真ん中にこんなにたくさんの昆虫がいるのでしょうか?」と投げかけられ、子どもたちは少し考え込んでいます。すると「昆虫が生きていくうえで必要な3つの条件があります。それは、隠れる場所や住む場所、温度や湿度などの環境、そしてエサです。昆虫がいるということはこの3つがあるからです。」と説明がありました。
さらに「公園や植栽など人が造った人工的な自然にも隠れたり住んだりできる場所が多くあり、都会は比較的暖かく、夜も明かりがあるので行動しやすい、そして、ゴミなどのエサも豊富にあるので、都会は昆虫にとって実はとても住みやすい環境だと考えられます。」と伝えられました。
子どもたちはコンクリートに囲まれた大都会の中でも必死に生きる昆虫に触れることで、昆虫のたくましさ、命の大切さ、そしてさらなる昆虫への興味が深まったのではないでしょうか。

世界の昆虫で標本づくり

今回の標本となる昆虫は『ラコンダールツヤクワガタ』『スマトラヒラタクワガタ』『フェモラリスツヤクワガタ』『パプアキンイロクワガタ』『ゴホンツノカブト』『アトラスオオカブト』の6種類で、インドネシアのスマトラ島やパプアニューギニアなどの昆虫です。子どもたちは、初めて見る昆虫に興奮を抑えながらじっくりと観察しています。

先生は、昆虫を標本にするときの注意事項の他に、生きていた昆虫を標本にするので匂いが発生したり手足が取れてしまったりすること、あくまでも死んでしまった個体を集めており、標本づくりのために生きている昆虫を殺したのではないと説明をしました。
その後、実際にピンを使って標本づくりのデモンストレーションが始まり、子どもたちはピンを1本1本無駄なく昆虫の節などに固定していく様子を無言で見入っています。

そして、標本づくりにチャレンジです!
子どもたちは手足を左右対称に整えたり、動き出しそうな躍動感のある形にしたり、それぞれの個性を発揮しながらピンを刺して固定していきます。
子どもたちは先生のチェックを受けて完成すると、自分で作った標本をじっくり見つめたり、友だちの標本と見せ合ったりしながら、自分の力で作り上げた標本を満足そうに眺めていました。

栄光オリジナルの昆虫検定

最後は昆虫検定に挑戦です!
昆虫の特徴など、先生からレクチャーを受けた内容から出題され、初参加は15級、2回目の参加は14級、3回目の参加は13級、と参加する度に受験級が変わり、難易度も上がっていきます。
先生から「今まで不合格だった人はいませんが、今回はどうでしょうか?大丈夫!自信を持って受けてみてください。」と言われ、子どもたちは少し緊張の面持ちでしたが、レクチャーを思い出しながら回答していきました。
採点が終わり、検定合格者を兼ねての昆虫検定認定証授与となります。
ここで自分の名前が呼ばれないと不合格ということですが…先生から順番に名前が呼ばれ、無事、全員に認定証が手渡されました。

子どもたちは自分で作った標本と認定証を大切そうにバッグに入れて、帰路に就きました。

まとめ

当講座は「春・夏・秋・冬」と四季を通じて実施することで、季節ごとに異なる色々な昆虫に触れたり、外国の珍しい昆虫の標本作りができたりと、毎回大好評の講座です。
子どもたちは身近な都市部の中にも、数多くの昆虫が暮らしていることを実感したのではないでしょうか。
さらに、このような都会にも自然があり、その自然は私たち人間のみならず、小さな生き物たちにとってもかけがえのない重要な場所であることを学ぶことで、環境に対する意識を芽生えさせる契機に繫がり、ひいては生態系や持続可能な社会についても間接的に学ぶことができると考えます。

次回は冬編として2025年1月19日に実施します。
果たして寒い冬に昆虫たちに出会うことができるのでしょうか!?みなさんのご参加をお待ちしております。

本物の体験にチャレンジ
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ツクル∞ジブン

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