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親子で磯の探検隊 (2024/08/04)

2024年8月4日(日) 栄光キャリアルートが実施した夏休み企画「親子で磯の探検隊」の様子をお伝えします。

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教室や教科書では学べない「本物・本当」の「めったにできない」体験に「チャレンジ」することで、これからの未来を自分で考え自分で決める「力」を育む、未来の自分探し講座です。
各分野で活躍するその道のプロが指導する、旅行会社等のレディメイドな講座でなく、楽しみながらも「学ぶ」という学習塾としての栄光の特徴をコンセプトとしたオリジナルの唯一無二の講座となります。

親子で磯の探検隊

今回は、東京湾に突き出した横須賀市の東に位置し、三浦半島と房総半島に挟まれた海峡「浦賀水道」を目の前に見る1953年創立の観音崎自然博物館とその近隣の磯を舞台に、この時期しかできない、磯の探検と海藻の標本づくりに挑戦しました。

磯探検の注意事項と磯観察の方法

博物館の隣の海岸では朝早くから多くの海水客でにぎわっており、絶好の磯探検日和です。
ご指導いただく山田先生とボランティアの先生方にご挨拶をして開始となりました。
早速、山田先生より「そろそろ引き潮になるので磯探検に出発しますが、その前にいくつか注意事項をお伝えします。」と案内がありました。

  • 足元を注意しながら、静かにゆっくり動く
  • 高い岩に登らない
  • おへそより深いところには入らない
  • いきなり海水に入らない(体を慣らしてから入る)
  • バタ足をしない(海水が濁るので)
  • 手を繋がない(転んだときに危ない)
  • ゴミは触らない

そして次に危険生物の説明です。「危険な生物を紹介しますので、これらの生物がいたら触らないこと!刺されます。見つけたら先生たちに教えてください。」と写真を示しながら、触ってしまった場合の症状も伝えます。

  • 赤クラゲ
  • アンドンクラゲ
  • ハオコゼ
  • シロガヤ

「実は私はこれら全部に刺されたことがありますが、どれも赤く腫れたりしてすごく痛いです!皆さんが海に入っている間は私たちが目を光らせていますが、くれぐれも気を付けてくださいね。」との言葉で危険性をしっかりと理解したうえで探検ができそうです。

次は生き物を見つけるときの注意事項です。

  • 静かにそーっと探す。
  • 石を動かしたら元に戻す。
  • 取りすぎない。
  • アワビ、サザエ、ナマコは取らない。
  • 観察したら海に戻す。

先生から「石を動かしたら元に戻します。なぜかというと、石の表に住んでいる生き物は太陽が好きな生き物で、石の裏にいる生き物は太陽が嫌いな生き物です。石を動かして反対のままにすると、太陽が好きな生き物が裏に、嫌いな生き物が表になってどちらも死んでしまうことがあるからです。」と説明がありました。なぜそのようなことをするのか、してはいけないのか、理由をわかりやすく伝えるので、子どもたちもしっかり理解することができました。

その後、着替えなどの準備が整うと、磯探検に出発です。

磯に到着!

全員で歩いて博物館から磯に向かいました。
磯の上に橋が架かっていることで日陰もあり、とても過ごしやすい環境です。

先生から行動できる範囲などの指示を受けて、早速探検開始です。

「わ!カニ!」「あ、小さい魚いた!」「イソギンチャク!」・・・発見を知らせる声が聞こえます。
先生は「小さな水族館をここに作るので、捕まえた生き物は種類ごとにケースに入れてください!」と何個も海水の入ったケースを指差します。

何だかわからないものを見つけたときには先生に聞き「ウミウシの仲間ですね。ウミウシのケースに入れましょう。」と言われ、大切そうに「ウミウシ」のケースに入れていました。

段々とコツを覚えたのか、参加者は捕まえてはケースに入れるという作業を繰り返しています。

学んだばかりの危険生物に遭遇!

突如として、「先生!赤いクラゲがいた!」と声が聞こえてきました。
先生たちが見に行くと「お!これはアカクラゲです!さっき覚えた危険生物です。この辺りに入らないようにしてください。」との指示が出ます。参加者は学んだばかりのアカクラゲを目に焼き付けた後、その周辺から遠ざかり、磯探検に戻ります。

浅い磯を丹念に調べたり、岩と岩の間にできたプールのような潮だまりを調べたり、持ってきた水中メガネを装着して沖の方の海中を観察したりと親子で磯探検に没頭していました。

みんなで作った小さな水族館

すると先生から「そろそろ上がって、集合しましょう!」と案内があり、色々なケースが置いてあるところに集まると、そこには海の生き物が種類ごとに入れられ、小さな水族館ができていました。

先生が今日採取した代表的な生き物や珍しい生き物など、実物を見せながら説明していくと、ケースを覗き込み、じっくりと観察する参加者もいます。
ひととおり説明が終わったところで生き物を海に逃がし「また来年!」のあいさつで磯を後にしました。

博物館に戻って着替えを済ませると、お昼休憩と博物館見学の時間となりました。

わかめのマジック!?

午後は海藻について学びます。

先生から「海藻にはどんな種類があるかな?」と投げかけられると、あおさ、わかめ、昆布、もずく、ひじき、のり、と様々な答えが出てきます。次に「海藻の色はどんな色があるかな?」と問われると、緑、赤と答えが出て、先生は実際の海藻を見せながら「正解!海藻の色は緑、赤、茶色の3色です。」と伝えていました。
「わかめは海の中では茶色なのですが、みんなが味噌汁で食べるときは緑色だよね。では、実験します!」と先生はおもむろに水筒を取り出し「この水筒には熱湯が入っています。そして、茶色のわかめに熱湯を入れると、どうなるかな?」と熱湯をわかめにかけると、なんときれいな緑色に変化しました。「わかめは緑と赤が混ざって茶色に見えるのですが、お湯に入れると緑と赤の色素のうち赤が熱で壊れて黄色に変わり、緑と黄が混ざって緑色に見えます。」と種明かしがありました。

海藻の標本づくり

最後は「海藻の標本づくり」に挑戦です。
先生から「今日の標本に使う海藻は『ゆかり』という海藻です。みんなの好きな“ふりかけ”のゆかりではないですよ!」と標本づくりのレクチャーを受け、早速、一人ひとり作業を始めます。

保存できるよう事前に水洗いと塩抜きされた『ゆかり』を真水につけると枝葉のように広がるので、それを台紙に乗せつつ、つまようじで形を整えて押し花の要領で標本にします。繊細な作業でもあり、大人も子どもも真剣な眼差しで取り組んでいました。

まとめ

今回は磯探検と海藻の標本づくりに挑戦しました。
コロナや猛暑など、親子で磯などの自然に出かける機会が少なくなっていたかと思いますが、今日は様々な海の生き物に出会うことができました。
海は楽しい場所でもありますが、アカクラゲなど毒を持った生き物が暮らしていたり、磯が苔で滑りやすくなっていたり、鋭利な岩が連なったりと危険と隣り合わせでもあります。海の生き物の生態や海にはらむ危険を事前に学ぶことの大切さ、学んだうえで海に入るのであれば、やみくもに恐れることもないということを体感できたのではないでしょうか。
参加した子どもたちが親になったとき、また同じように自分の子どもと磯観察ができる「環境」であり続けてほしいと心から願っています。

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