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World Tripキッザニアで『働くひと』になりきろう!(2025/07/12)

7月12日、栄光キャリアルートが実施した「World Trip キッザニアで『働くひと』になりきろう!」の様子をお伝えします。

World Tripとは?

英語ネイティブ講師と一緒に過ごし、活動を通して、いつの間にか自然に『英語でコミュニケーション』ができることを目標とします。
楽しみながら、さまざまな場面の身近な英語表現に触れることで、実際に使える英語を身につける体験型プログラムです。

英語でキッザニアを楽しもう!


今回のプログラムは、いろいろな職業体験ができる子どもが主人公の街『キッザニア』を舞台に、英語が堪能な専属スタッフ「ナビゲーター」と一緒に英語で職業体験にチャレンジします。 勉強の一環として英語を学ぶのではなく、職業体験を通じて子どもたちが楽しみながら英語に触れ、自然と実用的な英語を身につけることができる機会となっています。

グループごとの専属「ナビゲーター」

入場後に各グループに分かれて、それぞれの専属「ナビゲーター」が自己紹介などを行います。
今日体験する5つ(※)のお仕事体験のすべてを英語で指導してくれる「ナビゲーター」から専用のバックが配布され、行う体験の種類や順番などの説明がありました。

※下記の中の5つのお仕事を体験
おもちゃ工場・消防署・ぽん酢工房・飛行機(パイロット)・冷凍食品開発センター・ハンバーガーショップ・総合商社・病院(新生児室)・石けん工場・歯科医院

日本の製品を海外に売り込む商社パーソンにチャレンジ!

今回レポートでは、「総合商社」に注目してみたいと思います。
ここでのお仕事は、メイドインジャパンのデニムのバックをアメリカのデパートに売り込むというお仕事になっています。この売り込みは英語でのプレゼンテーションになります。果たして子どもたちは英語でプレゼンテーションができるのでしょうか?
子どもたちはパビリオンに入る前に、ユニフォームに着替えます。
ユニフォームはネクタイにベストもついた三揃い風でデニム生地のジャケットです。
着替えが終わり、パビリオンに入ります。
大きなテレビ電話のスクリーンが備え付けられ、その前に大きなテーブルとイスが配置されています。

総合商社についてのレクチャー


子どもたちは、そのイスに座り、アクティビティーが始まります。
まずは、ナビゲーターから、総合商社の仕事についての紹介があります。
「A general trading company deals with many kinds of products, such as・・・」
「We have business partners in many countries.・・・」
「In our work, we follow a special idea called Sanpō Yoshi.・・・」
総合商社で扱うものは多岐にわたり、世界中に取引先があること、売り手・買い手・世間のみんなが満足することを「三方よし」ということなどかなり本格的な内容の説明で、もちろん英語です。
英文だけを見ると難しく感じるかもしれませんが、ジェスチャーや図解パネルなどの視覚的な工夫を交えた説明によって、子どもたちでも自然に理解できるようになっています。
一通り学んだら、いよいよ子どもたちの出番となります。

メイドインジャパンの製品をアメリカに売り込もう!


ナビゲーターから「今から皆さんは、日本製のよさを海外の人に伝えて日本の商品を売る仕事をします。(Now, you will help sell Japanese products to people in other countries. )」と仕事の内容が伝えられます。
さらに、今、アメリカから日本の製品がほしいという依頼のメールが来ていると説明があります。
そしてナビゲーターは、その依頼は、アメリカのデパートの仕入れ担当者、「ジョン・スミス氏」が日本製のデニムのバッグでいいものがあれば提案してほしい」という内容であることを伝えます。
ナビゲーターは、お客様に提案する前に、「商品」について正しく理解する必要があると説明し、実際に「デニム製品」を子どもたち一人ひとり手渡し、素材や縫製、デザインなどを観察するよう指示を出します。
ナビゲーターからは「Touch the fabric. Is it soft or strong?」「Look at the stitching. Why is it important?」と問いかけて、子どもたちの気づきを引き出しているようです。

さらに、ナビゲーターがテレビをつけると、デニム製品がどのように作られているかを紹介する映像が流れ始めます。 そこでは、糸から布を織る工程、染色や加工の様子、そして日本の職人による精緻な縫製技術や素材選びへのこだわりが、リアルな映像で丁寧に描かれています。製品が完成するまでの一連の流れが視覚的にわかりやすく紹介されており、大人でも思わず見入ってしまうほど、ものづくりの魅力が詰まった内容です。
「売り込む」商品について学んだ後、プレゼンテーションの準備に入ります。
ナビゲーターからは、プレゼンテーションの流れとして(挨拶 → 商品紹介 → 特徴説明 → 三方よし → 購入提案 → お礼)であることをホワイトボードで示します。
そしてそれぞれの文章を一文ずつ、ナビゲーターが発音し、子どもたちがリピートする形式で練習していきます。

「Hello, my name is ___. Repeat after me!」
「These jeans are made in Japan. Repeat after me!」
「These jeans are strong and comfortable. Repeat after me!」

すべてのセリフを練習すると、ロールプレイが行われます。
ナビゲーターが「海外のお客様」役になり、プレゼンテーションの練習を行っていきます。
「英語でプレゼンテーション」と聞くと、大人でもちょっと不安になるかもしれません。でも、使われている英語は短くてわかりやすい文ばかりで、難しい言葉は使わず、身近な言葉に置き換えられているので、子どもでも安心して理解し、話すことができるようになっています。

果たして取引成立となるか?!


一通りロールプレイが終わると、ナビゲーターは「John Smith from an American department store wants to see nice denim bags made in Japan.」と伝え、テレビ電話に切り替えます。
すると、大きなスクリーンには、夜の街並みを背後に移るオフィスに座る「ジョン・スミス氏」が映し出されます。
子どもたちは、テレビ電話をかけてきたスミス氏と挨拶を交わした後、早速習ったプレゼンテーションとなります。
「We introduce Japanese products. These jeans are strong and comfortable・・・・」
子どもたちはみんなで声を合わせて「ジョン・スミス氏」にしっかりとこの商品について売り込んでいます。
プレゼンテーションが終わると、「ジョン・スミス氏」は大きな声で「Wonderful! 」と称賛します。
この商品は品質の高さが評価され、「ジョン・スミス氏」は非常に興味を示し、後ほどサンプルの送付を希望しました。
無事取引が成立し、こうしてテレビ会議は終了となりました。
子どもたちは緊張しながらも、やり遂げたことでホッとした表情を見せていました。 ユニフォームを脱いで着替えを済ませると、ナビゲーターを先頭にして次のパビリオンへと向かいました。

お仕事体験で自分で作った特別な「ランチ」

前半のプログラムが終わると、子どもたちは専用スペースへ移動し、試食の時間になります。 今日のメニューは、子どもたち自身が仕事体験の中で実際に作った「チャーハンまたはピラフ」「ハンバーガー」「パンとソーセージ」のいずれか。
ただ食べるだけでなく、自分の手で作ったことで、子どもたちはより深い満足感を得ているようです。
達成感に満ちた笑顔で食事を楽しむ姿がとても印象的で、試食を終えた子どもたちは、新たな仕事体験に向けて期待を膨らませながら元気に出発しました。

ナビゲーターや仲間と “See you!”

すべての仕事体験を終えた子どもたちは、団体専用の出口付近に集まりました。そこではナビゲーターから、がんばった証として「キッゾ(お給料)」とプログラム限定の特別グッズが手渡されます。
報酬を受け取った瞬間、子どもたちの顔には誇らしさと達成感がにじみ、「Thank you very much!」と元気にお礼を伝える姿が印象的でした。その笑顔とともに、子どもたちはそれぞれの道へと解散していきます。
保護者のもとへ向かうと、子どもたちは今日の出来事をうれしそうに話し始めます。
一つひとつの体験を思い出しながら、言葉を弾ませて語る姿は、充実した一日を過ごしたことを物語っており、とても印象的でした。

まとめ

今回フォーカスした「総合商社」。
当初は、子ども向けの体験なので、「商社パーソンのお仕事とは?」のようなうわべだけの内容かと思っていました。
しかし、全くそうではありませんでした。
今回の総合商社の体験を通じて、短時間かつ疑似体験とはいえ、子どもたちはアメリカとの取引という国際的なシチュエーションに挑みながら、グローバリズムの広がりを肌で感じる貴重な機会を得ました。
また、英語を使って交渉し、プレゼンテーションを行うという体験は、単なる語学学習を超えて、相手に伝える力や協働する姿勢を育む実践的な学びとなったのではないでしょうか。
「売り手」「買い手」そして「社会全体」の三者がともに満足するという「三方よし」の考え方は、子どもたちの体験にも自然と反映されており、取引が成立した瞬間には、その成果が周囲にも良い影響をもたらすことを実感できる場面が見られました。
今回の体験を通して、子どもたちは海外とのやりとりを英語で行うことで、グローバルな視点や実践的なコミュニケーションの力に少しずつ触れることができました。
自分の言葉で交渉したり、相手に伝えたりする姿からは、これからの時代に必要とされる力を、楽しみながら身につけている様子がうかがえました。
こうした経験が、将来さまざまな場面で役立つきっかけになるのではないでしょうか。
キッザニアでの実践的な英語体験は、子どもたちは将来のキャリアを考えながら、グローバルな視野を広げる貴重な機会を得ることができると考えます。
このような価値ある体験を大切にしながら、今後も継続的に実施してまいります。

五感を使って楽しむ
体験型英語プログラム

WorldTrip

見て聞いて触って嗅いで、楽しみながら様々な場面の身近な英語表現に触れることで、実際に使える英語を身につける体験型プログラムです。

WorldTrip事務局

Email:worldtrip_ecr@eikoh.co.jp

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