2024年07月07日(日)、キッザニア東京において、栄光キャリアルートが実施したWorld Tripの様子をお伝えします。
[目次]
英語講師と一緒に過ごし、活動を通していつの間にか自然に『英語でコミュニケーション』ができることを目標とします。
楽しみながら、さまざまな場面の身近な英語表現に触れることで、実際に使える英語を身につける体験型プログラムです。
今回のプログラムは、様々な職業体験ができる子どもが主人公の街「キッザニア」を舞台に、英語が堪能な専属スタッフ「ナビゲーター」と一緒に英語で職業体験にチャレンジしました!
英語で職業体験と聞くと「なんだか難しそう・・・?」「きちんと話せるかな?」と心配に思うかもしれませんが、勉強の一環として英語を学ぶのではなく、みんなが気になるお仕事を通して英語を繰り返し聞いたり話したりすることによって、自然と実用的な英語を身につけることができるように設定されているので安心です。
キッザニアに入場すると、イベントスペースで各グループに分かれてそれぞれの専属「ナビゲーター」が自己紹介などを行います。
今日体験する5つ(※)のお仕事体験全てを英語で指導してくれるグループ専属ナビゲーターからお仕事の紹介や注意事項などの説明がありました。
※ハンバーガーショップ・ぽん酢工房・歯科医院・消防署・街時計・ピザショップ・飛行機(パイロット)・石けん工場・宅配センター・警備センターのうち、5つのお仕事体験に挑戦しました。
「仲間と協力してお客様の安心・安全を守ろう!」がテーマです。キッゾや貴重品を回収し警備センターの中の安全な金庫まで運んで保管したり、お客様のところへ輸送したりするお仕事体験となります。
子どもたちがパビリオンの外にある椅子に座って指示を待っていると、ナビゲーターからヘルメットなど必要な装着品が手渡されました。
手渡されたヘルメットやまるで軍隊のようなものすごい厚みのある防刃ベストや警備服を身に付けたところで、まずは警備員として正しい姿勢や敬礼など基本動作の訓練です。
ナビゲーターは3つの動作のお手本を示します。
「Attention!(気を付け!)」「Salute!(敬礼!)」「At ease(休め!)」。
ナビゲーターがはっきりとした号令とともに基本動作のお手本を見せると、さっきまで談笑していた子どもたちが一瞬で緊張感漂う表情に変わっています。
次に、万が一悪い人が襲ってきたときにどう対処するかのお手本です。
警棒(baton)を握りながら大きな掛け声で威嚇して撃退する動作を示すと、子どもたちにも警棒(baton)が手渡され、撃退動作の練習となりました。
子どもたちは真剣な顔で警棒(baton)を使っての練習に余念がありません。
お客様にお預かりした大切な物を確実にお届けするためには、色々なことを想定した練習を重ねて準備することが必要だと子どもたちは体全部で体験していました。
今日の任務は「警備センターでお預かりしている『キッゾ』をアタッシュケースに入れ、電子マネーセンターまで安全にそして確実に届ける」ことのようです。
ナビゲーターはパビリオンの中に入るように子どもたちに指示を出し、警備センターの奥にある金庫室に入ります。ここはセキュリティコードを入れないと開閉できない厳重な部屋となっていて、金塊や多額の『キッゾ』が置かれている様子が見受けられます。
ナビゲーターが今回運ぶ『キッゾ』を紙幣カウンターに入れ、お札の数を数えていると、本物のお金を見つめるように子どもたちの視線は紙幣カウンターに注がれていました。
『キッゾ』が小さい鍵付きのジュラルミンケースに入れられて施錠されると、今回の任務がそれぞれに割り振られます。
先頭で地図どおりに道案内する役、鍵付きのジュラルミンケースを運ぶ役、緊急時用のトランシーバーが手渡され、怪しい人がいないかを最後尾で警備する役など一列のチームとなって大切なお客様の「お金」を輸送します。
「Keep straight!(真っすぐ)」「Turn right!(右へ曲がります)」といったナビゲーターのサポートを受けながら目的地を目指しますが、それぞれ与えられた任務をしっかりとこなしながら進んでいました。目的地の「電子マネーセンター」に到着し、鍵付きのジュラルミンケースを「Here you are!(どうぞ!)」とスタッフの方に手渡します。すると、スタッフの方は「Thank you very much(ありがとう!)」と言って、受取票にサインをしました。
無事にお客様からお預かりしたお金を渡すことができましたが、帰路も重要な任務です。往路同様に各自任務を遂行しながら警備センターに戻ってきて奥の金庫室に鍵付きのジュラルミンケースと受取票を置いたところで任務完了となります。
子どもたちはヘルメットや防刃ベストを脱いだり警棒を返却したりして、姿も表情も徐々にいつもの子どもたちに変わっていきますが、安堵した表情とやり遂げた達成感が垣間見られました。
いつもお世話になっている宅配のお仕事です。
集荷の仕事は依頼のあったお客様のところへ向かい、荷物をお預かりします。配達の仕事はキッザニアの街の中のお店や会社からの依頼を受けて荷物を届け、伝票にサインか判子をもらいます。
子どもたちがいつも見慣れた緑色の制服に身をまとうと、一瞬にしてクロネコヤマトの配達員に変身です。
パビリオン内はまるで本物の営業所みたいで、ナビゲーターが荷物の持ち方やサインのお願いの仕方などを指導します。
大人はパビリオン内に入ることができず推測するしかないのですが、ナビゲーターの手振り身振りから、ただ荷物を右から左へ届けるのではないこと、荷物の大きさや重さに関係なくひとつひとつの荷物を大切に安全にお届けするとともに荷物に込められたお客様の気持ちも一緒に届けることを説明しているようです。
そしてナビゲーターは荷物をお客様にお渡しする際、「笑顔」でお渡しするよう
自ら見本を示して説明しています。「Deliver packages with a smile!(笑顔と一緒にお荷物を届けましょう!)」と説明しているようです。
ナビゲーターは宅急便の伝票が貼られた小さなパッケージを手渡し、子どもたちは伝票を確認したうえで大切そうに荷物を手にします。
そして、ナビゲーターはパビリオンの外に停まっている宅急便のトラックに乗り込むよう指示を出しました。
今日のお仕事は配達のお仕事のようで、トラックに乗り込むと大切そうに荷物を膝の上に置きます。
人々で混みあうキッザニアの街の道路を進みながら目的地に到着、子どもたちは荷物を手に2階の『証券会社』へと進みます。大切な荷物を手渡す際の笑顔は少しぎこちないですが、忘れずに笑顔と一緒にお荷物を届けていました。
子どもたちは受取票にサインをいただき、トラックで宅配センターに帰着、受取伝票をナビゲーターに手渡してお仕事終了となりました。
昼食は自分で作った「ピザ」や「ハンバーガー」です。作っているときから食べることを楽しみにしていた子どもたちは笑顔で頬張り、最後の一口がとても名残惜しそうです。
食のありがたみも感じながらランチを終えると次のお仕事体験へと向かいました。
最後のお仕事体験が終了し、今日お世話になったナビゲーターに感想やお礼を伝えてお別れです。たった数時間ですが、同じグループでお仕事体験をした子どもたち同士は「仲間」になっていて、ハイタッチをしてバイバイする子どもたちも見受けられました。お迎えに来た保護者の方に笑顔で駆け寄り、オリジナルグッズやお仕事体験で得たキッゾ(お給料)を見せながら、今日の出来事を一生懸命伝えている子どもたちの姿が印象的でした。
英語を学ぶ際には、リアルな体験が非常に重要だと改めて感じました。
特に日常生活や学校生活の中で英語を「使う」機会は非常に限られており、「英語を使って何かをする」という体験はとても貴重と言えます。
さらに、親から離れて自分の力だけで「英語が通じた!」「英語を使ってお仕事体験ができた!」という成功体験は、自分自身に自信を持ち、さらなる英語への興味を高めるなどモチベーション向上に繋がります。
キッザニアの英語は、暗記中心の覚える英語ではなく、コミュニケーションの道具として使いながら何かを行う英語です。
これは英語以外の科目にも当てはまるのではないでしょうか。将来、何らかの職業で生きていく子どもたち。学校で学ぶ様々な科目と職業を切り離さずにリンクさせること、将来を見据えた学習こそが今求められている学びの姿のように感じました。
大好評により、今後も継続して実施してまいります。
WorldTrip事務局
Email:info_worldtrip@eikoh.co.jp開催日時
2024年12月08日(日) 10:00~16:30申込締切
2024年12月03日(火)開催日時
2024年12月21日(土) 10:00~16:30申込締切
2024年12月16日(月)開催日時
2025年01月12日(日) 10:00~12:30申込締切
2025年01月09日(木)開催日時
2025年01月12日(日) 13:30~16:00申込締切
2025年01月09日(木)開催日時
2025年01月19日(日) 10:00~15:30申込締切
2025年01月14日(火)