2025年7月26日(土)、栄光キャリアルートが実施した「自由なアートでポストカードづくり」の様子をお伝えします。
[目次]
教室や教科書では学べない「本物・本当」の「めったにできない」体験に「チャレンジ」することで、これからの未来を自分で考え自分で決める「力」を育む、未来の自分探し講座です。
各分野で活躍するその道のプロが指導する、旅行会社等のレディメイドな講座でなく、楽しみながらも「学ぶ」という学習塾としての栄光の特徴をコンセプトとしたオリジナルの唯一無二の講座となります。
この講座では、国内外のアートフェアやグループ展で活躍する現代アーティスト RIO 氏をお迎えし、やさしく丁寧に指導します。
「自由に描くこと」「楽しむこと」を大切に、決まった題材やお手本に縛られず、 自分の感性のままに筆を動かして、のびのびと作品づくりに取り組めます。
学校などで使われる水彩絵の具を使い、ポストカードや水彩画用紙に、 自分だけのアート作品を自由に表現することにチャレンジします。
完成したポストカードは、暑中お見舞いとして大切な人に送ったり、 フレームに入れてお部屋に飾ったりと、作品の楽しみ方もさまざまです。
講座は午前・午後の2部構成で開催されました。
ご挨拶の後、まずはレクチャーが始まります。
先生は誰もが知っている世界的な有名な画家たちの代表的な絵のコピーを参加者に見せます。
見てすぐわかる絵もあれば、幾何学的で何が描かれているのかわからない絵や同じ画家でも年代や時期によって全く異なる画法の絵などいろいろな絵を見せます。
先生は「この絵は何が描かれていると思いますか?」「この絵は悲しそうですか?楽しそうですか?」「この絵の時間帯は何時頃かと思いますか?」「この絵を書いた画家はどのような気持ちだったと思いますか?」
など質問をしながら、参加者の意見を聞いていきます。
「多分、スイカだと思います。」「時間帯はお昼頃?」「たくさんの星が描かれていると思います。」「悲しい気持ちで描いたと思います。」
など思い思いの意見が出されます。
すると先生は「そうですね。多分皆さんが回答したとおりかと思います。
絵画を鑑賞する際は、今のようにいろいろと自問自答しながら、見ながら、感じて見ていくと楽しいですよ。」と説明があります。
さらに「皆さんが感じたままで良いんです。それが正解なのか不正解なのかは問題ありません。もしかすると今感じたことと、将来感じることと変わることもあります。絵画を“理解する”のではなく、“感じる”こと“楽しむこと”が楽しいですよ。」と先生は参加者に語りかけます。
レクチャー終了後、まずはポストカードを使った作品づくりに取り組みます。 先生からは、「自由に描くことを楽しむ」ためのヒントや描き方の工夫が紹介されます。
この際にも、「絵に正解はありません。上手・下手ではなく、自分の感じたまま、思ったままに筆を動かしてみてください」といった言葉で、参加者の創造性を後押ししてくださいます。
さらに、筆の効果的な使い方や、絵の具・水の量による表現の違いなど、実践的な技法についても丁寧な指導が行われ、いよいよ制作の本番へと進みます。
参加者たちはしばらく思案した後、それぞれ迷いなく筆を取り、のびのびと描き始めます。
参加者たちは、講師の助言を思い出しながら、絵の具と水のバランスを工夫し、色のグラデーションやぼかしの技法を試したり、筆に含ませた絵の具を手ではじいて飛び散らせることで、独自の表現を生み出すなど、自由な発想でのびのびと制作に取り組む姿が印象的です。
先生も自ら筆を取り、見本を描きながら指導を進める中、教室全体が絵に集中する空気に包まれ、参加者たちはそれぞれの作品づくりに没頭しています。
その場は自然と静寂に満ち、絵筆の音だけが響く、まるで時間がゆっくりと流れているかのような、穏やかで心地よい空間が広がっています。
誰もが自分の内側と向き合いながら、色彩を通して思いを表現する、そんな豊かなひとときとなっています。
ポストカードサイズの作品が一通り完成した後、次はA4サイズの水彩画用紙を使ったアート制作に挑戦します。 先生の説明が終わると、参加者一人ひとりに用紙が配られ、「何を描こうかな?」「ポストカードより大きいね」といった声があちこちから聞こえてきます。
先生からは、「トイレットペーパーの芯をご用意しています。芯の縁を使って描いてもいいですし、自由な発想で取り組んでみてくださいね」との案内があり、 その言葉に背中を押されるように、参加者たちはそれぞれ筆を取り、思い思いに描き始めます。
トイレットペーパーの芯の縁に絵具をつけ、スタンプのように紙に押して模様を描く参加者もいれば、芯の円形を自在に変形させて、さまざまな形として活用する参加者も見受けられます。
大人になると、つい与えられた道具をそのままの形で使いがちですが、参加者たちは既成概念にとらわれず、自由な発想で表現に挑む姿勢を見せており、その柔軟な思考力には深く感銘を受けます。
あっという間に時間となります。
参加者からは「絵を描いていると時間を忘れる。」「もうこんな時間?」など率直な声が寄せられました。
乾燥を終えたポストカード作品の中から、各自お気に入りの1枚を選び、それにぴったりの写真フレームを探します。
参加者は作品の魅力を引き立てるフレームを慎重に選びながら、どれにしようかと真剣に悩む様子が見られます。
すると先生から「選んだ作品をフレームに入れてみてください。」の指示が出ます。
参加者は選んだポストカード作品をフレームに収め、机の上に置きます。
その瞬間、「わあ、すごくスタイリッシュ!」「フレームに入れるだけで、まるで本物のアートみたい。」といった感嘆の声があがります。
先生も「こうして飾ることで、作品に命が吹き込まれますね。」と、作品の魅力が一層引き立つことに触れていました。
最後に作品と一緒に記念撮影で午前のコースが終わり、引き続き午後のコースも終え、終了となりました。
今回は、国内外のアートフェアやグループ展で活躍する現代アーティスト・RIO先生をお招きしての実施となりました。
「美術館に行っても絵をどのように鑑賞すればよいのかわからない。」
「絵は下手だけど、絵を描いてみたい。」
「見本に忠実に描けない。」
そんな悩みや不安を抱える方々に向けて、本講座では「正解や不正解はなく、あらゆる縛りや思い込みを手放し、自由に絵を描き、身体で感じることを楽しむ」ことをコンセプトに、同じ想いを共有するRIO先生の指導のもと、参加者が
のびのびと創作できる時間が提供されました。
このような取り組みを通じて、子どもたちがアートの楽しさや表現することの喜びに触れることで、自分自身の感性や創造力に自信を持ち、将来的にアートの道へ進むきっかけにもなればと思っています。
自由な発想を尊重する環境の中で育まれた経験が、参加者の未来の選択肢を広げる一助となれば幸いです。
ツクル∞ジブン事務局
Email:tsukuru-jibun_ecr@eikoh.co.jp開催日時
2025年11月02日(日) 10:00~14:30申込締切
2025年10月28日(火)開催日時
2025年11月03日(月) 10:00~12:30申込締切
2025年10月29日(水)開催日時
2025年11月09日(日) 10:00~16:00申込締切
2025年11月04日(火)開催日時
2025年11月16日(日) 09:30~15:30申込締切
2025年11月11日(火)開催日時
2025年11月23日(日) 10:00~15:00申込締切
2025年11月18日(火)