2023年08月05日(土)、栄光キャリアルートが実施した夏休み特別企画「料理研究家&味噌探訪家の岩木先生と学ぶ白みそづくり」の様子をお伝えします。
[目次]
教室や教科書では学べない「本物・本当」の「めったにできない」体験に「チャレンジ」することで、これからの未来を自分で考え自分で決める「力」を育む、未来の自分探し講座です。
各分野で活躍するその道のプロが指導する、旅行会社等のレディメイドな講座でなく、楽しみながらも「学ぶ」という学習塾としての栄光の特徴をコンセプトとしたオリジナルの唯一無二の講座となります。
今回のプログラムは、飛鳥時代(7世紀ごろ)に日本に伝わったとされる、日本人にとってなくてはならない伝統食品「みそ(味噌)」がテーマです!
「作る~育てる~食す」までの最初から最後までを体験する、世界でひとつだけの白みそづくりにチャレンジする講座です。
ご指導いただく岩木先生は、料理研究家とともに「みそ探訪家」の肩書を持つ先生で、 “みそ”に魅せられ各地のみそ蔵を60ヶ所も探訪されています。木桶仕込みのみそを「ガチみそⓇ」と名付け、日本の伝統調味料をたくさんの方に伝えたいとテレビやラジオなどで活躍されている、まさに「みそのプロ」です。
当日は渋谷駅近くの「渋谷のおうちギャラリー」で実施しました。
受付後に子どもたちが着席するテーブルには、今日使用する原材料などがきちんと置かれています。
子どもたちは、不思議そうに眺めたり触ったり・・・。
岩木先生の自己紹介から始まり、今日の流れなどの説明後は、早速白みそづくりとなりました。
先生執筆の「みその教科書」と栄光オリジナルワークシートを使って、写真や絵など交えたり、実際に材料を見たり触ったり、味見をしたり、知らなかったことなど、メモをしながら進めていきます。
先生から、みその歴史や種類などのレクチャーの後、
「今日使う白みそづくりの材料はたったの3つ!米麹と大豆と塩です!今日の最後のテストには出るんじゃないかなー。」との説明があり、子どもたちは「テスト」と聞いて、途端にメモをしたり、アンダーラインを引くなどし始めました。
このテストは点数を競ったり、合否を判定するなどではなく、楽しみながらもきちんと学ぶことを目的とするため、確認の意味で行うテストとなります。
子どもたちは、机に置かれた今日の3つの材料を手で触ったり匂いを嗅いだり、米麹を試食したりしながら学んでいきます。
袋に、煮大豆と米麹と塩を入れて、よく混ぜます。
「まずは、塩と米麹を混ぜますよ!」
「よく混ぜたら、最後に煮大豆を入れて、よーくかき混ぜます。」
子どもたちは先生の説明を注意して聞きながら、作業を進めていきます。
「材料が固まっていたり、塩の固まりが残ってたりすると、おいしいおみそができないよ~!」
そして先生から「おいしいおみそを作るヒミツは「おいしくなれ!おいしくなれ!」と言いながら、心を込めて作ることです。」という言葉がありました。
すると、子どもたちは「おいしくなーれ!おいしくなーれ!」と一斉に呪文を唱えて、ムラがないように潰しながら混ぜていきます。
途中、先生が一人ひとりの混ざり具合を確認し、ようやく完成です。
全員に、耳たぶ大の6種類のみそが置かれたお皿が配られ、試食します。
先生から「今日の材料で、先生があらかじめ作った白みそ2種類とおみそ屋さんが作った白みそ、麦みそ、豆みそ、米みその6種類を試食します!」
「しょっぱいか甘いか、酸っぱいかなどの味と匂い、色、舌触りがどう感じるか食べてみてね!」
子どもたちは思い思いに、全く異なる6種類のみその味比べに挑戦です。
「これ、しょっぱい!」
「この味噌、甘くて好き!」
「これ、おいしい!」
など色々な感想が出てきます!
そして、一人ひとりにお気に入りのみそを聞きました。
先生からは、「違い」について、原料はもちろん麹の配分や熟成の期間の違いなどで、味や色、旨みなどが変わることの説明がありました。
最後に全ての残ったみそとお湯を入れて、即席みそ汁をいただきます。
「これが合わせみそだよ!」と先生。
子どもたちからは、「これ、いつものみそ汁みたい!」「おいしい!」などの声が上がりました。
「思ったこと、感じたこと、不思議だなと思ったことなど何かあれば、ワークシートに書いていってね!」との先生の声で、子どもたちは思いを巡らせながらワークシートに書き込んでいきます。
そして、みその試食の次は、今日の白みそを使ったお料理の試食です。
「今日、みんなに試食してもらうのは、タイのグリーンカレーです!」
子どもたちは「カレー???」と、みそとカレーが結びつかず、少し困った表情に・・・。
「では、作っていきます!」
子どもたちは調理場に集まり、先生の手元を凝視しています。
「ニンニク、ショウガ、白みそと牛乳、そしてバジルの葉っぱをミキサーに入れて混ぜます。」
最初は白っぽかった具材が、だんだんと淡い緑色に変わっていきます。
そして、まさにグリーンカレーの色になったものに、ソテー済みのパプリカ、ナス、鶏肉を合わせてフライパンに入れ、とろみを出していきます。
子どもたちからは「みそとカレー??」「辛いの?」という質問が飛び交います。
「今日のカレーは辛くないよ!でも、お父さんやお母さんのために作るときは、青唐辛子など入れて辛くしても良いよ!」
あらかじめ炊いておいたご飯と合わせて、一人ひとりのお皿に移した後、早速試食です。
「うわー、おいしい!!」
「みそが入ってるなんて、全くわからない!」
「家に帰ったら、作る!」
「タイカレー、はじめて!」
子どもたちからは様々な感想が発せられました。
子どもたちは真剣な表情で、進めていきます。
問題はどれも先生が「ここ出るんじゃないかなー。」と教えてくれた問題ばかりです。
結果、みんな100点!
その後、帰宅後の作業が記された資料の配布があり、最後に一人ひとり作った白みそでポーズを取りながらの写真撮影で終了しました。
今回は白みそづくりに挑戦しました。
ただ作って終わりではなく、みその歴史から、種類、材料、みそを使ったお料理など、「色」「手触り」「味見」「匂い」など五感をフル活動させながら体全部で学び、体験しました。
この子どもたちが、大人になったとき、「白みそ」に出会ったらきっとこのとき、自分で作った「白みそ」を思い出すことでしょう。
そして、自分流の「白みそ」を使った料理を作るかもしれません。
今後も、日本の伝統食文化を次世代に継承したいという先生と弊社の同じ思いを具現化すべく、色々な食の体験をおこなっていきます。
ツクル∞ジブン事務局
Email:eikoh-kikaku@eikoh.co.jp開催日時
2024年12月01日(日) 09:00~16:00申込締切
2024年11月26日(火)開催日時
2024年12月08日(日) 10:00~16:30申込締切
2024年12月03日(火)開催日時
2024年12月21日(土) 10:00~16:30申込締切
2024年12月16日(月)開催日時
2025年01月12日(日) 10:00~12:30申込締切
2025年01月09日(木)開催日時
2025年01月12日(日) 13:30~16:00申込締切
2025年01月09日(木)