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家族で蜜蝋キャンドルづくり×養蜂体験(2025/06/15)

2025年6月15日(日)、栄光キャリアルートが実施した「家族で蜜蝋キャンドルづくり×養蜂体験」の様子をお伝えします。

イベントの詳細はこちら

ツクル∞ジブンとは?

教室や教科書では学べない「本物・本当」の「めったにできない」体験に「チャレンジ」することで、これからの未来を自分で考え自分で決める「力」を育む、未来の自分探し講座です。
各分野で活躍するその道のプロが指導する、旅行会社等のレディメイドな講座でなく、楽しみながらも「学ぶ」という学習塾としての栄光の特徴をコンセプトとしたオリジナルの唯一無二の講座となります。

みつばちにふれる、親子の学びと体験の一日


今回は東京都あきる野市にある「 みつばちファーム 」が舞台です。 6月15日、生憎の霧雨が静かに降る朝となりましたが、東京都あきる野市のJR武蔵増戸駅に親子が集合し、緑豊かな畑と遠くに広がる山々を眺めながら「みつばちファーム」へと向かいます。

みつばちの世界を学ぶレクチャー

「みつばちファーム」の店舗兼ミュージアムに入ると、国産・海外産のはちみつが並ぶ売場が目に飛び込みます。
先生の羅久井さんが、にこやかな笑顔で一人ひとりを温かく迎えてくださいます。
水分補給などの準備を整えた後、まずは「みつばち」についての学びの時間が始まります。

スライドとワークシートを用いながら、先生の羅久井さんが優しく語りかけるのは、『みつばちの驚くべき生態』について。
・女王ばちがたった一匹で巣のすべての命を生み出す存在であること
・働きばちが年齢に応じて仕事の役割を変えていくこと
・“8の字ダンス”によって仲間に花の場所を伝える高度なコミュニケーションのしくみ
など、どれも日常では知ることのない奥深い内容ばかりです。
参加者の表情には、次々と驚きと興味が浮かび、自然界の精緻な仕組みに心を動かされていきます。

レクチャーが進むなか、参加者の手元のワークシートに、無数のみつばちが写った一枚の写真が登場します。
羅久井さんから「この中に、たった一匹だけ女王ばちがいます。どれだかわかりますか?」と優しく問いかけられると、会場には静かな緊張感が漂います。
参加者たちは、先ほど学んだ女王ばちの特徴を思い出しながら、写真の中に目を凝らして探し始めます。
すると、あちこちから「見つけた!」「この大きなはちじゃない?」と歓声が上がり、空気が一気に盛り上がります。
羅久井先生は「正解です!よく見つけましたね。このあと、実際の養蜂箱の見学で本物の女王ばちを探してみましょう!」と優しく声をかけ、次の体験への期待が高まっていきます。

さらに、養蜂家の一日を紹介する短編動画が上映されると、みつばちの健康管理から女王ばちの育成、巣の点検、病害虫の対策まで、養蜂家の仕事がいかに多岐にわたるかを知り、会場には感嘆の声が広がります。
「みつばちの世界には、まだ人間が解き明かせていない謎がたくさんあるんですよ。」と語る羅久井先生の言葉に、参加者からは「人間よりもすごいかもしれない…。」といった素直な感想が漏れ聞こえ、自然の奥深さと生命の神秘に触れる感動が静かに広がっていきました。

緊張と興奮の養蜂体験


いよいよ養蜂箱の見学がスタートとなります。
少し緊張した様子の参加者たちは、羅久井先生から「みつばちに刺されないための心得」を学びます。
「みつばちは基本的に穏やかです。みつばちは刺すと自分も死んでしまうので、自分から攻撃することはほとんどありません。でも急な動きには反応するので、体に止まっても慌てず静かにしていてくださいね。」と優しく語りかけられ、参加者の表情も安心したようです。

帽子の上から黒い面布をかぶり、巣箱が並ぶ畑へ移動すると、テントの下では木製の巣箱がきれいに並び、犬飼社長が笑顔で出迎えてくれます。
みつばちの羽音があたりに響き渡るなか、社長が燻煙器を使って「これは麻布を燃やした煙で、みつばちを落ち着かせるためのものです。」と説明し、巣箱に煙を振りかけています。
犬飼社長が巣箱のふたを開けると、中には7〜8枚の板が等間隔に並んでいます。そのうちの一枚をそっと持ち上げると、みつばちがびっしり。
参加者たちは息をのんでじっと見つめています。
社長は順番に板を見せながら、「これは『さなぎ』です。」「光っているのは『はちみつ』です。」「このオレンジ色は『花粉』です。」」と丁寧に解説していきます。
みつばちたちの暮らしに、みんなの興味もぐっと深まります。
そして、「それでは『女王ばち』を探してみましょう!」という社長の声に、
みんな真剣な目つきで板を見つめます。
なかなか見つからないなかで、「いた!」という声が響くと、「本当だ!」「大きい!」と歓声が上がり、女王ばちの姿に感動が広がりました。
そのとき、巣箱の周りを飛び回るみつばちの中に、ひときわ大きく黄色いはちがまじっているのを発見。
社長が「これは『キイロスズメバチ』。みつばちを捕まえて肉団子にして幼虫に与えるんです。」と説明し、参加者たちは自然界の厳しさにも静かに思いを寄せました。
最後はみつばちがびっしりと着いた巣を手に記念撮影。
一人ひとりが笑顔でカメラにおさまり、みつばちの世界をのぞいた体験は、忘れられない思い出になったようです。

はちみつの個性を味わう~花の種類でこんなに違う!~


ミュージアムに戻ると、羅久井さんが笑顔で「それでは、5種類のはちみつのテイスティングに挑戦してみましょう!」と声をかけてくれました。
今回用意されたのは、施設内で採取された
『くりの花』
『百花蜜(複数の花から採れた蜜)』
『さくらの花』
の3種類に加え、海外から届いた
『アカシア(アルゼンチン産)』と
『ジャラ(ユーカリの花/オーストラリア産)』の2種類。
計5つのはちみつを、ひとつずつ丁寧に味わっていきます。

まず目に映るのは、それぞれのはちみつの色合い。淡い黄金色から濃い琥珀色まで、見た目だけでも個性が際立ちます。スプーンですくうと、粘度の違いもはっきり。さらりとしたものもあれば、とろりと濃厚なものもあり、口に含む前から期待が高まります。
香りを嗅ぐと、さくらの蜜はふわりと甘く華やかな香りが広がり、まるで春の風景がよみがえるよう。くりの花の蜜はややクセのある香ばしさがあり、深みのある味わいが特徴です。百花蜜は複数の花の香りが混ざり合い、複雑で豊かな風味が楽しめます。アカシアはすっきりとした甘さでクセが少なく、万人に好まれる味。ジャラはちみつは濃厚でコクがあり、抗菌作用など栄養価の高さでも注目されています。
こうして一つひとつ味わってみると、「はちみつ」という言葉では括れないほど、それぞれの花が持つ個性がはっきりと表れていることに驚かされます。自然の恵みがこんなにも多彩で奥深いものだと、改めて感じるひとときでした。

はちみつ絞りにチャレンジ!


次の体験は、遠心分離機を使ったはちみつの抽出です。
参加者はミュージアムの隣にある工場へと移動します。
そこでは、ハンドル付きの円柱型の透明なガラス容器に、今日のために用意された蜜の「板」が犬飼社長の手でセットされます。
「このハンドルをこうやって回すと、遠心力ではちみつが外側に飛び散って、下にたまっていくんです。この蛇口をひねると、黄金色のはちみつが流れ出てくるんですよ。」と犬飼社長が説明します。
参加者は順番にハンドルを回していきますが、速すぎず遅すぎず、ちょうどよいスピードで回すのがポイントです。
容器の底に少しずつはちみつがたまっていく様子が見えると、犬飼社長が「よし、集まってきたね。瓶に詰めよう!この瓶詰めしたはちみつはお土産ですよ。」と声をかけ、参加者からは「やったー!」と歓声が上がります。
さらに犬飼社長は、「中に白っぽいものが混じっていることがありますが、それは蜜蝋です。蜜蝋はみつばちが巣を作るときにお腹から出す蝋で、味は特にないけれど食べることもできますよ。」と補足してくれました。

蜜蝋でキャンドルづくり


地元の具材をたっぷり使った、おいしい昼食の後は、蜜蝋でのキャンドルづくりです。
参加者は「みつばち」についてのレクチャーで、「蜜蝋はみつばちの体から分泌されるもの」で「みつばちの巣は蜜蝋から作られている」ことを学んでいます。
キャンドルの芯と高温で溶かされた蜜蝋が各テーブルに配られ、溶けた蜜蝋に芯を浸しては抜き上げて乾燥させる、という作業を繰り返すと段々太くなって天然素材100%のキャンドルができあがります。
犬飼社長より「このキャンドルに火を付けると、たくさんのマイナスイオンが発生するんです。山奥の滝つぼにいるようにストレス解消やリラックス効果があるから、ぜひ一度、夜ごはんのときに家の電気を全部消して、キャンドルだけの明かりで食べてみてください。きっといつもとは違う食事になると思いますよ。」と案内がありました。
蜜蝋のキャンドルづくりを終え、お世話になったおふたりの先生にお礼を述べて、解散となりました。

参加者の声

  • 実際に見て、触って、食べて、考えて、ということができたのがよかった。
  • 楽しみながら知らないことを学び体験できて良かった。
  • 巣を持たせてもらったり、はちみつを採取したり、養蜂のいろんな工程を余す所なく体験できました。
  • はちみつもいろんな種類の試食をさせていただきましたが、それぞれ味も全然違っていて、美味しかったしおもしろかったです。
  • 養蜂場の方や引率の方がとても親切で楽しかった。
    いろんな体験、味見ができてうれしかったのと、お昼ごはんの地元の食材を使ったお弁当がとても美味しかったです。

まとめ


「みつばち」と「はちみつ」について、実際に見て聞いて触って食べてと、たっぷり学んだ1日でした。
でも、なぜ数キロメートル離れた場所から巣まで戻ってこられるのか、はちのダンスでなぜ会話ができるのか、ダンスはどのようにして覚えるのかなど、多くのことが解明されていない不思議に満ちた生き物であると感じました。
でも、コロニーの中では役割分担があったり、コミュニケーション能力や学習能力があったりと、どこか人間社会と共通点があり、親しみを感じる生き物だなとあらためて思いました。
一見すると、「みつばち」は人間にとって「『はちみつ』を提供する存在」と思われがちですが、実はそれ以上に重要な役割を担っています。
あのアインシュタインが「もし地球上から『みつばち』が消えたなら、人類は4年で滅亡するだろう。」と語ったように、彼らの受粉活動は私たちの食生活を支える根幹なのです。
果物や穀物など、私たちが日々口にする多くの食べ物は、「みつばち」の働きによって成り立っています。
彼らがいなければ、食料の供給が途絶え、私たちの暮らしそのものが危機にひんすることになります。
だからこそ、「みつばち」は人間にとって欠かすことのできない、かけがえのない存在なのです。

この大切な「パートナー」について楽しみながら学ぶ当講座は、11月2日(日)に追加実施いたします。 ご参加お待ちしております!

11/2(日)養蜂体験の詳細はこちら

本物の体験にチャレンジ
未来の自分探し講座

ツクル∞ジブン

教室や教科書では学べない「本物・本当」のめったにできない体験をすることで、未来を自分で考え自分で決める「力」を育む自分探し講座です。

ツクル∞ジブン事務局

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