2024年5月4日・5日の2日間のプログラム、栄光キャリアルートが実施した国内留学の様子をお伝えします。
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国内にいながらにして、海外を身近に感じることができるプログラム。英語による心理的な壁を突破し、瞬間英語発話をトレーニングすることで英語コミュニケーションスキルを習得します。
机上で英語を受動的に学ぶのではなく、英語を使って何かを行い、そして結果を出すという、英語をコミュニケーションのツールとして行うことで、楽しみながら英語を体全部で能動的に吸収していきます。
子どもたちが部屋に入ると、笑顔の先生が出迎えてくれました。
「Hello!」「Good Morning!」
先生の自己紹介でスタートし、「Stand up!」の指示で全員が立ち上がると、早速、元気なメロディーとジェスチャーが組み合わさった「挨拶」の歌でレッスンが始まります。
パソコンを介して投影されたカラフルでかわいい絵と楽しいメロディー、そしてすぐにでも覚えられるジェスチャーが組み込まれた曲で、子どもたちは音に合わせて楽しく動きながら、体全部で英語を体得していきます。
さらに、ビンゴなどのゲーム形式を取り入れ、「曜日」「月」などの復習や「天気」「体調」なども行っていきます。
単に「January」とか「Sunday」などの単語を学ぶのではなく、「What month is it?」「It’s April!」などひとつの「塊・流れ」として学びます。
一瞬、少し難しいのでは?と思いますが、楽しい映像と体全部で楽しみながら踊り歌っていると、子どもたちは少しの戸惑いもなく、自然と口から英語のセンテンスが流れ出ている様子がうかがえます。
今度はホワイトボードに「Ordinal numbers」と「1st 、2nd 、3rd ・・・」と書いていきます。全く知らない子どもにとっては何のことだろうと混乱するのではと思いますが、楽しい映像やジェスチャーの踊りも曲とビンゴゲームの形式を取り入れたゲームで、子どもたちは全く何の躊躇もなく序数を口にしていました。
情報を瞬時にインプット、咀嚼・理解しアウトプットする能力は大人が想像をはるかに超えることに改めて痛感させられます。
レッスンは、歌やジェスチャー、ゲームなど手段は変えながらも、知らず知らずに復習を兼ねて行うことで、学んだことをより定着化できるよう工夫がされています。
このグループレッスンと同時に、別室でひとり25分(2日で25分×2回)のプライベートレッスンが行われます。これはグループレッスンで学んだことの復習や個人個人のレベルに即したレッスンが行われるのですが、動画やカードなど遊びを取り入れた内容になっているので、子どもたちはリラックスしてレッスンを受けていました。
その後、「a ,an」などの冠詞の他、「What does she have? →She has~」「Does he have a ~?→Yes, he does.」の構文を学び、あっという間に昼休みとなります。
午後のレッスンでは、まず反対語を学びます。
「dry ⇔ 」
「hot ⇔ 」
「clean⇔ 」
それぞれの単語をイラストや講師のジェスチャーなどを介して、子どもたちは知らない単語でも意味を理解し、さらにその反対語となる単語さえも自然に口から発しています。
さらに、Whatを利用した果物、学校の科目、色などお互いに何が好きかを尋ね、尋ねられた子どもは「I like ~、I don’t like~」を使った応答をするワークを行ったり、
「I like to play~.」など、レベル的には少し難しい英語構文ですが、ビンゴゲームなどを活用して、子どもたちは楽しみながらも無理なく自然と英語が身に付いている様子がありありとわかります。
子どもたちを飽きさせないレッスンの1日目が終了しました。
「2日目」のレッスンも元気な挨拶ののち、ウォーミングアップを兼ねての楽しいゲームからレッスンに移ります。
情報をインプット(単語やフレーズなどを提示)
↓
先生が見本を見せる
↓
子どもたちに真似をさせる
↓
何度も繰り返し練習させる
↓
情報をアウトプット(みんなの前で披露)
単純な流れですが、この流れこそ理解の定着化を深めるためには必要不可欠で、今日は1日目に学んだことを再確認するとともに、1日目のインプットをアウトプットする日でもあります。
今日の最大の目標はプレゼンテーションです。
講師から配布されたサブテキストを開けるよう指示があります。
開いたページには「Presentation Script: About me」と題名が書かれ、その下にプレゼンテーションで伝える事項が書かれています。
一般的な中学や高校での英語の授業でもあまり取り入れられていないプレゼンテーションですが、自己表現力やコミュニケーション能力を向上させる手段として有効であるとされており、当講座ではそのプレゼンテーションの機会を通して、子どもたちの英語という言語能力の向上とともに達成感や自己の自信に繋げるスキルなど自己成長において重要なスキルと考え、積極的に取り入れています。
通常であれば何週間かに渡って指導される単元ですが、この短い時間の中で実に無理なく、自然なかたちで子どもたちが楽しみながら吸収していく姿を見ると、従来の英語教育について考えさせられてしまいます。
1日目同様に個室で行われているマンツーマンレッスンを覗くと、以下のようなやり取りがされていました。
「What sports do you like?」
「I like baseball, but I don’t like tennis.」
「What subject do you like the best?」
「I like Math the best!」
昼食をはさみ、工作の時間となります。
自分でその月の代表となる行事などを絵で描きながら、オリジナルの5月から7月までのカレンダーづくりにもチャレンジします。
5月のカレンダーは兜や鯉のぼりを描く子どもたちを多く見かけました。6月は雨が降る中アジサイとカタツムリを一緒に描いていたり、7月は七夕や海で泳いでいる絵を楽しそうに描いている子どもの顔が印象的です。
楽しいクラフトの時間のあとは、午前中に講師から説明があったプレゼンテーションの準備となり、まずは先生がお手本を見せました。
大きくはっきりとした声とジェスチャーをしながら、自己紹介を行います。そして、悪い例も示します。顔はうなだれ、下を見ながらボソボソと話しています。
子どもたちからは笑いが出ていますが、講師はそれがなぜ良くないのか、自己紹介を聞いてもらう方々の目をしっかり見て、より分かりやすいようにジェスチャーを交え、かつ後ろに座っている聞き手にもきちんと聞こえるように、ただ大きい声ではなくはっきりとした口調で話すよう説明がありました。
プレゼンテーションにおける各事項の説明を受けると、子どもたちは何を話すか原稿づくりに取り掛かり、ペア同士での予行練習まで行います。
講師からの再度の注意事項などの説明を受け、じゃんけんで順番を決めました。
話し始めは緊張気味で声も小さくなる子や、原稿を見てしまう子などもいましたが、段々と慣れてくると堂々とした姿勢や表情に変わっていく姿が見受けられます。
そして最後の子どもが終わると、表情からやり遂げた達成感と安堵した感情が伝わってきました。
そしてあっという間にお別れの時間となります。
この2日間プレゼンテーションなど含め色々なことにチャレンジした仲間や先生に向かって元気に「See you!」とハイタッチして子どもたちは帰路に就きました。
この2日間、子どもたちは色々なことにチャレンジしました。
小学校ではプレゼンテーションを行う時間は非常に少なく、また、取り扱う英語のレベルも非常に限定されているのではないでしょうか?
当講座では机上の文法英語ではなく、生きた実践英語の指導を行い、大人でも尻込みしそうなプレゼンテーションを英語で堂々とやり遂げていました。
我々大人はどうしても英語を日本語に変換するなど「頭」で理解しようとしがちですが、子どもたちは英語をまるごと吸収して「体」で咀嚼し理解している様子が多々見られた国内留学でした。
当講座では今後も適切にインプットとアウトプットのバランスを保ちながら、実践力を高める英語指導を行ってまいります。
栄光の国内留学事務局
Email:eikoh-kikaku@eikoh.co.jp開催日時
2024年12月01日(日) 09:00~16:00申込締切
2024年11月26日(火)開催日時
2024年12月08日(日) 10:00~16:30申込締切
2024年12月03日(火)開催日時
2024年12月14日(土) 10:00~16:30申込締切
2024年12月09日(月)開催日時
2024年12月21日(土) 10:00~16:30申込締切
2024年12月16日(月)開催日時
2024年12月23日(月) 00:00~00:00申込締切
2024年10月31日(木)